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[画像: 上村松園 「庭の雪」山種美術館蔵]

「上村松園 - 美人画の精華 -」展

山種美術館
終了しました

アーティスト

上村松園
「女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない。一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願とするところのものである」と語り、生涯を通じて女性たちの姿を描き続けた上村松園(1875-1949)。
当館創立者で初代館長の山﨑種二(1893-1983)は松園と親しく交流しました。そのことから、現在、山種美術館には、《蛍》、《新蛍》、《砧》、《牡丹雪》など、代表作を含む18点が所蔵され、日本屈指の松園コレクションとして知られています。本展では、この全18点を一挙公開するとともに、さまざまな画家たちによって描かれた女性に注目いたします。まず、浮世絵美人では、世界で数枚しか現存が確認されていない稀少な鈴木春信《梅の枝折り》の華奢な娘の姿、「東洋のヴィーナス」と称された八頭身に、当時流行の着物をまとった鳥居清長の美女たち、喜多川歌麿の艶やかで魅惑的な女性の姿をご覧いただきます。さらに、他所蔵先より拝借し、今回が初公開となる月岡芳年の代表作《風俗三十二相》を特別に展示します。「うるささう」、「にくらしさう」など、芳年ならではのウィットに富んだ切り口によって描き出された、女性たちの豊かな表情をお楽しみください。
一方、当館の近代絵画コレクションからは、菱田春草や池田輝方による江戸風俗の女性たち、和田英作、鏑木清方、伊東深水、橋本明治らの作品にみる古今の和装や洋装の美人、小倉遊亀、片岡球子などの女性画家が描く凛とした女性たちなど、バラエティに富んだ美人画をご覧いただきます。江戸時代から現代にいたる、上村松園をはじめとする画家たちの、多彩な美人画の精華をお楽しみください。

スケジュール

2017年8月29日(火)〜2017年10月22日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館し、翌日火曜日休館
展示替え期間・年末年始休館
入場料[企画展] 一般 1100円、大学生・高校生 900円、中学生以下 無料(付添者の同伴が必要)※特別展は展覧会により料金が異なります。
展覧会URLhttp://www.yamatane-museum.jp/exh/2017/uemurashoen.html
会場山種美術館
https://www.yamatane-museum.jp/
住所〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36
アクセスJR・東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩約10分、恵比寿駅西口1番乗り場より都バス(学06番・日赤医療センター前行)広尾高校前下車徒歩1分、渋谷駅東口ターミナル54番乗り場より都バス(学03番・日赤医療センター前行)東4丁目下車徒歩2分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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