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小泉明郎「帝国は今日も歌う」

VACANT
終了しました

アーティスト

小泉明郎
無人島プロダクション+小泉明郎スタジオの共同企画として、昨年、オランダのデ・ハーレン・ハーレム美術館での小泉個展で発表した新作映像インスタレーション「夢の儀礼─帝国は今日も歌う─」を、日本で初公開いたします。9日間だけの展覧会です。
この作品は、小泉が幼少期に見た奇妙な夢を出発点に、日常に潜む文化の暴力を扱った作品として昨夏、東京で撮影されました。
出演者が語る小泉の夢の物語と、ナショナリズムに潜在する暴力やヒロイズムへの陶酔が交錯する現実の情景が何層にも重なり合った本作は、夢とも現実ともつかない、虚実入り乱れた異空間に鑑賞者を誘います。近年、小泉は日本社会における国家主義を主題とした作品を多く制作してきました。
2016年に無人島プロダクションで開催した「空気」展では、天皇を透明な存在としてキャンバスに描くことにより、天皇の身体とその存在を中心に日々繰り広げられる様々な儀礼に意識を向ける作品を発表しました。
今回展示する「夢の儀礼─帝国は今日も歌う─」は、この国家主義のテーマをより小泉本人の個人史に引き寄せた作品です。この世界では、ときに「創作(フィクション)が未来を予言」することもあり、「現実が想像を凌駕」することもあります。社会の空気と同調圧力による息苦しさがますます感じられるこの時代に、この展覧会で何を感じるか。夢の深層をのぞくような幻想的な体験、もしくは内臓の膜をそっと触れられるような感覚を体験することになるかもしれません。圧倒的な映像美とサウンドによって表現された、社会の「圧」を身体全体で受け止めていただけます。
※作品「夢の儀礼ー帝国は今日も歌うー」の上映時間は約30分です。19時半をすぎてのご入場では作品をすべてご覧いただけない可能性もありますので、お時間に余裕をもってご来場ください。
[関連イベント]
1、トークイベント​「書かれた天皇、描かれなかった天皇」
登壇者: 原武史(政治学者)×藤田直哉(SF・文芸批評家)×小泉明郎
日時: 5月4日(木・祝)開場 15:00/開演15:30/終演17:00
参加費: 1,500円(1ドリンク付) 要予約
2、トークイベント​「混ぜるな危険」!? - 美術とタブーの相性診断 -
登壇者: 会田誠(美術家)×小泉明郎
日時: 5月6日(土)開場 18:00/開演18:30/終演20:00 
参加費: 1,500円(1ドリンク付) 要予約
※上記トークイベント時間中は展示をご覧いただくことができません
※詳細は公式ホームページよりご確認ください

スケジュール

2017年5月3日(水)〜2017年5月11日(木)

開館情報

休館日
イベントにより異なる
備考
開館時間: 12:00〜20:00
入場料入場料 500円
展覧会URLhttps://www.vacant.vc/todaymyempiresings
会場VACANT
http://www.vacant.vc/
住所〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-20-13
アクセス東京メトロ明治神宮前駅より徒歩6分、JR山手線原宿駅より徒歩8分
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