太湯雅晴 + 星智 「同行三人」

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このプロジェクトは画家の星智と美術作家の太湯雅晴が2015年に実施したものである。遍路をベースにして、星が全ての道程を歩いて巡り尚且つ八十八寺を絵に描き、太湯はそれに同行して星の様子を記録しドキュメント映像を作るという、ひとつの大きな括りの裡に各々がプロジェクトを持つと言う二重構造になっている。通常、四国の霊場は一人で巡るのがよいとされており、孤独な遍路者の傍には常に空海が寄添っているという意味の「同行二人(どうぎょうににん)」と言うことばがあるが、本プロジェクトはそれに掛けて「同行三人」というタイトルを付けた。追々分かったことだが、三人という単語について星と太湯では解釈が違った。星は、遍路を行なっているのは自身なのだから、星と空海で同行二人であり、太湯はその様を客観的に見る存在と捉えた。一方の太湯は視線が「絵を描く画家(星)の視線/画家に同行する撮影者(太湯)の視線/遍路者に寄添う空海の視線」の三重構造になっていると考えた。
「同行二人」の本来の意味とは明らかに異なる概念を持込んだ我々二人組は、遍路という古い歴史に支えられたシステムにとって明らかな異物であった為、道中で起こるリアクションは絵を描く星にも映像を撮影する太湯にも影響した。我々の活動に対して否定的な見解を持つ寺院関係の方もいたが、逆にそのような考えがあってもよいと仰って頂いた方にも出会った。これらの経験はプロジェクトを計画した時点では想像していなかったことであり、実際に遍路を行ったからこそ分かったことである。
言うまでもないが太湯の映像作品は四国遍路を紹介するものではない。おそらく人生がそうである様に、遍路中にはその時々の巡り合わせによって様々な人と出来事にめぐり会う。太湯の映像作品は、我々が偶々そこに居合わせたからこそ経験したエピソードの一部を、さらに編集作業によって鑑賞しやすくしたものに過ぎない。
なお本展では、9月10日まで作家、星智による奉納用の油彩画の公開制作を行っている。
[関連イベント]
お寺さんを交えてのトークイベント
日時: 9月9日(土)18:00〜21:00
過去に野宿遍路で3度周り、後に先達として多くの信者さんと一緒に四国を巡った経験を持つ僧侶をお迎えします。入場無料。

メディア

スケジュール

2017年09月01日 ~ 2017年09月17日

アーティスト

太湯雅晴星智

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