「鏡と穴 - 彫刻と写真の界面 Vol.6 柄澤健介」

Gallery αM

poster for 「鏡と穴 - 彫刻と写真の界面 Vol.6 柄澤健介」
[画像: 柄澤健介「深 [未] 景」2017年]

12日後終了
本日(月曜日)休館

「彫刻」とは彫り刻むこと。塑像のようにモデリングしない。彫像は、塑像が原形から型(mold)を取って素材を流し込み、別の物体に置き換えて完成作品になるのに比べて、ずっとシンプルだと言える。柄澤健介は、木を彫り進め、掘った穴をパラフィンワックスで満たす。半透明で柔らかな素材が、作家の彫り取った木の失われた形を可視化する。彼が彫刻するとき型(mold)が生じ、塑像制作のような素材の置き換えが行われる。木材が実体であるなら、掘られた穴=型(mold)に置き換わるワックスは虚なのだろうか。あるいは彫り刻んだ像の「影」というべきだろうか。彫られた木の、ほの白いワックスとの接面を柄澤が黒く着色するとき、白い影に境界線を用意しているように見える。登山を好む柄澤が、山の彫刻を作ろうとするとき、彼の視点は山脈を見晴らす、展望台に置かれるわけではない。彼は身を山中に置いて自ら歩きめぐることで、山の身体を把握できるという。展望台からの視点は、山への遠近法的直線的なパースペクティヴを得るだろうが、山中にあって山を見ようとする時のパースペクティヴとは、どんなものでありうるか。それは山の表皮をスキャンしていく、走査線の集合体のようではないだろうか。木に埋まっている身体の表皮に接しながら、内部の動態を把握するCTスキャンのような視野でありうるだろう。そこから、芯に届く彫刻が始まる。(光田ゆり)

[アーティストトーク]
日時: 12月16日(土) 18:00-19:00


メディア

スケジュール

2017年12月16日 ~ 2018年02月03日
冬期休廊: 12月23日から2018年1月8日

オープニングパーティー 2017年12月16日19:00 から

アーティスト

柄澤健介

入場料

無料

アートスペースの開館時間

11:00から19:00まで
月曜・日曜・祝祭日休館

アクセス

〒101-0031 東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビルB1F
電話: 03-5829-9109 ファックス: 03-5829-9166

都営新宿線馬喰横山駅A1出口より徒歩2分、 JR横須賀線・総武快速線馬喰町駅西口2番出口より徒歩2分、日比谷線小伝馬町駅2・4番出口より徒歩6分、都営浅草線東日本橋駅より徒歩6分

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