終了した展覧会・イベントです

ユップ・ファン・リーフランド 「TIME TO DIE」

NANZUKA UNDERGROUND
終了しました

アーティスト

ユップ・ファン・リーフランド
ファン・リーフランドは、1966年にオランダ、ユトレヒトに生まれ。現在ベルリンを拠点に活動しているアーティストです。近年の主な展覧会として、2010年個展「Black Systems (Extended Version)」Stedelijk Museum Bureau Amsterdam(アムステルダム、オランダ)、 2014年個展「Video Palace #37-MANIAC」Museum Goch(ゴッホ、ドイツ)、2015年個展「True RGB」Galerie Gebr. Lehmann(ドレスデン、ドイツ)、2016年個展「Real Resurrection」Overbeck Gesellschaft(リューベック、ドイツ)、2014年グループ展「Infinite Jest」Schirn Kunsthalle (フランクフルト、ドイツ)、2017年グループ展「Alien Matter」(Transmediale 2017、Haus der Kulturen der Welt、ベルリン)など多数。
ファン・リーフランドは、近現代の情報媒体、特に映像テクノロジーの移り変わりに焦点を当て、ビデオカセット、テープレコーダー、ブラウン管テレビなどといったアナログ電子機器をモチーフとした様々な作品を通して、媒体の非永続性、テクノロジーの変容についての考察を促します。
その代表的シリーズである「Video Palace」は、映像フィルム、VHSカセット、ビデオレコーダー、パラボラアンテナ、ブラウン管テレビなどを大掛かりなインスタレーションで見せる作品で、デジタル化が進んだ現在ではほとんど使われることがなくなったテクノロジーの成果物を化石のように、考古学的見地から解釈される対象として再展示するものです。また、「RGB」シルクスクリーン・シリーズは、アナログ信号によってモニター画面上に映し出された画像、つまり光の三原色R(赤)、G(緑)、B(青)の集合体を拡大し、キャンバス上にシルクスクリーンによって複製された作品で、もともとアナログの電気信号によって写し出されていた光を、キャンバス上に刷られた色の集合体へと光媒体を変換させることで情報の記録形式の移り変わりを暗示しています。それら作品の表層からは1960年代を中心に注目を集めたオプアートの文脈も垣間見ることもでき、作品に備わる色・形を記号として用い、物質としての存在性よりも情報としての存在性を強めることによって、絵という媒体で存在していることの曖昧化、非永続性を強調しているようです。
今回の展覧会では、前述のRGBシルクスクリーン・シリーズ、VHSビデオテープをモチーフにした平面・立体作品、コラージュ作品に加え、特に日本メーカーの製品を用いた「Video Palace」をキャビネット形式で見せるアッサンブラージュにもチャレンジします。

スケジュール

2017年10月21日(土)〜2017年11月18日(土)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日、火曜日

オープニングパーティー 2017年10月21日(土) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttp://nug.jp/jp/exhibition/2017joepvanLiefland.html
会場NANZUKA UNDERGROUND
http://www.nug.jp
住所〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-30-10
アクセス東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前駅5番出口より徒歩8分、JR山手線原宿駅竹下口より徒歩10分
電話番号03-5422-3877
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