終了した展覧会・イベントです
[画像: 業平菱に杜若冠文様打掛 (江戸後期) ]

「着物と装身具に見る江戸のいい女・いい男」展

たばこと塩の博物館
終了しました
今日では、日本の伝統的衣服である着物や装身具を着用する機会が少なくなりました。しかし、江戸時代から大正時代にかけての江戸(東京)や京・大坂などの都市で生活する人々のあいだでは、着物や装身具は日常的に用いられたほか、個性や斬新さが求められ、洗練された作品も数多く制作されました。さまざまな意匠、素材、技法で制作された作品は、現代でも新鮮なものとして映ります。
本展の中心となる中村コレクションは、東京で袋物商として活躍した中村清商店の創始者中村清氏(1887~1946)が蒐集した、江戸から明治・大正にかけて制作された染織品のコレクションです。中村清氏は、刺繍の技の優れたもの、仕立てのいいもの、染めのいいものなどにこだわり蒐集してきました。蒐集は昭和初期に行われており、和装が洋装に変化していくなか、日本の伝統的文化を後世に伝え、着物や装身具をもう一度見直そうという目的もあったとのことです。
今回の展示では、中村コレクションの中から、女性と男性の着物とそれぞれが身につけた筥迫(はこせこ)やたばこ入れなどを中心に、インドやジャワの古渡(こわたり)更紗や輸入革として人気があった金唐革などを素材にした装身具を展示します。さらに結髪雛形や化粧道具なども合わせた約200点の資料をとおして、当時の人々が持っていた装いに関するこだわりと美意識を紹介します。
[関連イベント]
1. たばしお寄席
時日: 2017年4月23日 (日) 午後2時~
定員: 90名 当日整理券制
口演: 柳家小八(噺家)
解説: 新藤茂(国際浮世絵学会常任理事)
2. たばしお講座「江戸のリッチモンド 青い目が見た幕末の光景」
時日:2017年5月28日(日) 午後2時~
定員: 90名 当日整理券制
講師: 石倉孝祐(北区飛鳥山博物館学芸員)
3. たばしお講座「蘭学領主のお買物 嗜好品を中心に」
時日: 2017年6月11日(日) 午後2時~
講師: 近藤貴子(佐賀市大隈記念館元学芸員)
4. たばしお講座「史料から見る呉服店三井越後屋」
時日: 2017年6月18日(日) 午後2時~
講師: 下向井紀彦(三井文庫研究員)
5.講演会「衣装ときれの小宇宙 袋物商中村清の選択眼」
時日: 2017年5月14日(日) 午後2時~
定員: 90名 当日整理券制
講師: 大久保尚子(宮城学院女子大学生活文化デザイン学科教授)
6. イベント「結髪実演 御殿女中のヘアスタイル」
時日: 2017年6月4日(日) 午前11時30分~ / 午後2時~
定員: 各回とも70名 当日整理券制
実演: 林照乃(結髪師)
解説: 村田孝子(ポーラ文化研究所)
※いずれの催しも、3階視聴覚ホールで開催。
※いずれの催しも、参加には、入館料が必要です。
※いずれの催しも、当日開館時より整理券を1名につき2枚まで配布します (配布時に人数分の入館料をいただきます)。

スケジュール

2017年4月22日(土)〜2017年7月2日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般・大学生 100円、高校生・中学生・小学生 50円、特別展により異なる場合あり
展覧会URLhttps://www.jti.co.jp/Culture/museum/exhibition/2017/1704apr/index.html
会場たばこと塩の博物館
https://www.tabashio.jp/
住所〒130-0003 東京都墨田区横川1-16-3
アクセス東武スカイツリーラインとうきょうスカイツリー駅正面口より徒歩8分、都営浅草線本所吾妻橋駅A2出口より徒歩10分、東京メトロ半蔵門線・都営浅草線・京成線・東武スカイツリーライン押上(スカイツリー前)駅B2出口より徒歩12分、JR総武線錦糸町駅北口より徒歩20分
電話番号03-3622-8801
関連画像

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