遠藤利克「聖性の考古学」

埼玉県立近代美術館

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遠藤利克は現代の日本を代表する彫刻家です。1960年代から70年代にかけて芸術の原理をラディカルに問い直したミニマリズムや「もの派」の洗礼を受けながらも、それらの地平を越えることを課題として、遠藤は1980年代の現代美術シーンに関わっていきました。美術における物語性の復権を掲げた遠藤の作品では、舟や桶、柩(ひつぎ)などのモチーフが古(いにしえ)の文化や神話的な物語を喚起する一方、水や火などのプリミティヴな要素が、人間の生命の根源にあるエロス(生の衝動)とタナトス(死の衝動)を呼び覚まします。作品の圧倒的な大きさは身体感覚にダイレクトに働きかけ、畏怖と恍惚が、そして生と死が一体となった、より高次元の感覚へと観る者を導いていきます。それは遠藤にとって、芸術を通じて「聖なるもの」に近づくことなのです。ドクメンタやヴェネツィア・ビエンナーレにも出品、北欧と英国で巡回展を行うなど、遠藤利克は国際的にも極めて評価が高い彫刻家です。本展は、26年ぶりに関東で開催される大規模個展となります。2010年代に制作された作品を中心に展示構成する本展では、「聖性」と「考古学」をキーワードに遠藤利克の現在と本質に迫ります。

[関連イベント]
1、スペシャル・トーク「アートにおける物語性について」
1980年代、遠藤は物語性の復権を掲げて現代美術に介入します。現代美術と物語性の関係をアーティスト本人とともに読み解きます。
トーク: 遠藤利克(彫刻家)×森啓輔(ヴァンジ彫刻庭園美術館学芸員)×建畠晢 (当館館長)
日時: 7月23日(日)13:30〜16:30(13:00開場)
場所: 2階講堂
定員: 80名 (当日先着順)/費用:無料
2、映画「ストーカー』上映+アーティスト・トーク「『空洞』の見立てとしての『ゾーン』」
アンドレイ・タルコフスキーの名作『ストーカー』(1979年/ロシア/2時間35分/DVD)の上映後、遠藤利克氏が自らの作品や思想との共鳴について語ります。
日時: 8月20日 (日) 12:30〜16:00 (12:00開場)
場所: 2階講堂
定員: 80名 (当日先着順)/費用:無料
3、担当学芸員によるギャラリー・トーク
本展覧会の担当学芸員が展覧会の見どころをご紹介します。
日時: 7月22日 (土)、8月19日 (土) 各日とも15:00〜15:30
場所: 2階展示室
費用: 企画展観覧料が必要です。
4、MOMASコレクション第2期
「遠藤利克ー供犠の論理学」では、代表作のひとつ《泉ー9個からなる》(1989年/当館収蔵作品)を展示。遠藤利克の作品で重要な焼成のプロセスを「供犠」の論理で検証します。
日時: 7月22日 (土)〜10月1日(日)
場所: 1階展示室
費用: MOMASコレクション観覧料。

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スケジュール

2017年07月15日 ~ 2017年08月31日

アーティスト

遠藤利克

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