和田高広 「Nippori Portraits」

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poster for 和田高広 「Nippori Portraits」
[画像: 和田高広 Woman put her hand under her chin, in memory of Y.N. 2018 wet plate, 302×254mm]

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幕末に輸入されたガラス湿板による写真技法は、その後に発明されたガラス乾板の流行によって、短い期間で廃れた技法です。 コロジオンという粘性の強い液体でガラス表面に皮膜をつくり、その上に感光剤として硝酸銀溶液を塗布し、乾燥する前に撮影しなければならないという作業行程上の制約により、独特の風合いを出すことが可能です。和田は明治期に湿板写真が盛んだった頃の写真を研究し、露光時間を6秒前後に設定して撮影しています。被写体が自らを静止する短くも長い一瞬の緊張感が、 明治期の写真の表情に近づけています。そして、かつては存在していたが現在はほとんどが姿を消してしまった写真館を湿板写真館として日暮里に復活させたことは、TVや新聞、ラジオなど数多くのメディアで紹介されています。 デジタルカメラ全盛のなかで、失われてしまったフイルムカメラによる傷や汚れを表現に取り込んだ前作から、時代を遡って湿板写真にたどり着いた作家は、21世紀に生きる人々の姿を、100年の時を経たレンズを通してガラスの上に定着させています。 そして社会の中における芸術の実践として、和田は市井の人の美を探ります。

メディア

スケジュール

2018年07月20日 ~ 2018年08月10日

オープニングパーティー 2018年07月20日19:00 から 21:00 まで

アーティスト

和田高広

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