終了した展覧会・イベントです
藤田嗣治 1928年頃 撮影:アンドレ・ケルテス ullstein bild / Uniphoto Press

「没後50年 藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界」展

ベルナール・ビュフェ美術館
終了しました
2018(平成30)年は、藤田嗣治の没後50年にあたります。これを記念してベルナール・ビュフェ美術館では、藤田の画業の中でも挿絵を中心に紹介する展覧会を開催いたします。フランスで画家としての地位を確立した藤田は、絵画だけでなく挿絵本の仕事にも積極的に取り組みました。ヨーロッパでは挿絵本の歴史は古く、書物としてだけでなく芸術作品としての価値も有していました。特に19世紀後半から20世紀にかけて、希少性の高い挿絵本は愛書家たちの収集対象となっていました。藤田がパリに渡った当時のヨーロッパは挿絵本の興隆の時代であり、ピカソやシャガールら芸術家たちが挿絵や装丁を手がけた本が次々と出版され、その人気は高まる一方でした。1919年、藤田嗣治は初めての挿絵本『詩数篇』を手がけ、1920年代には30冊以上の挿絵本がフランスで出版されました。すでに挿絵を手がけていた他の画家たちをも凌駕するこの仕事量は、当時のフランスでの藤田の人気を反映したものであると同時に、藤田自身が挿絵本の世界に魅せられていたことを物語っています。画家は生涯を通じて100冊を超える「本のしごと」に携わりました。本展では戦前のフランスで発行された藤田の挿絵本、1930年代から40年代の日本での出版に関わる仕事、1950(昭和25)年にフランスに移住してからの大型豪華本の挿絵などの「本のしごと」を中心に、絵画や版画といった「絵のしごと」、さらには藤田が友人に送ったハガキや絵手紙、手作りのおもちゃ、陶芸作品なども同時に展示し、藤田の幅広い制作活動を紹介いたします。

スケジュール

2018年6月23日(土)〜2018年10月30日(火)

開館情報

時間
10:00〜17:00(3月~10月)
10:00〜16:30(11月~2月)
休館日
水曜日、木曜日
祝日の場合は開館し翌金曜日休館
備考
休館: 8月21日~23日
入場料一般 1000円、 大学生・高校生 500円、中学生以下 無料
展覧会URLhttps://www.clematis-no-oka.co.jp/buffet-museum/exhibitions/711/
会場ベルナール・ビュフェ美術館
https://www.buffet-museum.jp/
住所〒411-0931 静岡県駿東郡長泉町東野クレマチスの丘515-57
アクセスJR東海道線三島駅北口より無料シャトルバスで25分
電話番号055-986-1300
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