終了した展覧会・イベントです

「浮世絵・新版画-幕末~昭和」展

茅ヶ崎市美術館
終了しました
当館では湘南地域ゆかりの美術家の作品を主に収集・展示していますが、活動を続けていくなかで収蔵作品の大半を版画作品が占めるようになりました。これらをテーマごとに紹介することで幕末から現代までの版画史を系統的にとらえることを試みます。また、秋の企画展として、当館が立地する高砂緑地に別荘を所有していた実業家・原安三郎氏の旧蔵作品により、情緒あふれる瑞々しい木版花鳥画が欧米でも高く評価されている小原古邨の過去最大規模となる展覧会を開催、同展も含めた4本の展覧会により、「版の美」に焦点を当てた展示を行います。その幕開けとなる「浮世絵・新版画-幕末~昭和」では、伝統木版※の系統にある作品を特集します。市内柳島の旧家・藤間家に伝わり、2017(平成29)年に当館に寄贈された浮世絵をはじめ、明治期に活躍した小林清親とその弟子・井上安治の風景版画、また伝統木版の手法をとりつつ、同時代の現役画家たちによる新作原画を用いて大正から昭和にかけて隆盛をみた「新版画」に携わった土屋光逸や川瀬巴水などの作品約100点を紹介します。高度な職人技により生みだされた浮世絵版画とその優れた伝統に拠りながらも時代に即して誕生した木版画の新ジャンルである「新版画」。これらの伝統木版作品は現在もなお創られた時代の香気をはらみ、国内外を問わず多くの人々を魅了しています。伝統木版作品を間近にご覧いただけるこの展覧会が、作品の魅力に触れる場となるとともに、絵師(画家)や彫師、摺師がそれぞれに板に込めた思いを感じとり、その卓越した技量を実見していただく機会となれば幸いです。※伝統木版とは版元の注文に応じて絵師(画家)が原画を描き、その原画を彫師が版木に彫刻し、仕上がった版木を摺師が摺りあげるという手順で仕上られる木版画。
[関連イベント]
1. ニ館鑑賞会 「浮世絵・新版画」と「山岸主計展」
日時: 4月28日(土) ①10:30~11:30 ②13:30~14:30
会場: ①美術館 展示室1・2 ②藤沢市アートスペース 展示ルーム
講師: 小林絵美子・鎌田さつき(藤沢市アートスペース学芸員)、西内裕詞(当館学芸員)
料金: 無料(①は要観覧券) ※美術館から藤沢アートスペースまでは各自で移動
定員: 20名(申込制/先着順)
2. 開館20周年記念トーク 「版画に込められたメッセージ」 
日時: 4月30日(月・祝) 14:00~15:30
会場: 美術館 エントランスホール
演奏: 細井守(藤沢市藤澤浮世絵館学芸員)
料金: 無料
席数: 約50席(事前申込不要)
*お申込、その他イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2018年4月8日(日)〜2018年5月13日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館(12月29日〜1月3日)
入場料[常設展] 一般 200円、大学生・市内在住65歳以上の方 100円、高校生以下・障害者手帳提示と付き添い 無料、企画展はイベントにより異なる
会場茅ヶ崎市美術館
http://www.chigasaki-museum.jp/
住所〒253-0053 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
アクセスJR相模線・東海道本線茅ヶ崎駅南口より徒歩8分、JR茅ヶ崎駅南口よりコミュニティバスえぼし号「図書館前」下車徒歩3分
電話番号0467-88-1177
関連画像

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