終了した展覧会・イベントです
[画像: 齋藤隆太郎 「対行政住宅」©新澤一平]

「建築倉庫ミュージアムが選ぶ30代建築家 –世代と社会 が生み出す建築的地層」

建築倉庫ミュージアム
終了しました
私たちは、近代建築の巨匠であるコルビュジエはもちろんのこと、その弟子と呼ばれる日本人建築家、そして丹下健三を筆頭とする戦後日本の建築家の作品を「建築学」として学び、さらに今まさに活躍している上の世代の建築家や現代社会から刺激を受け、思想を急進的に多様化させてきた世代です。また同時に我々を取り巻く環境も劇的に変化し、特にツールの技術革新が並行して進んだことで、私たちの今にも溢れだしそうな早熟の建築的思想を、不自由なくアウトプットできるようになった最初期の世代と言えるかもしれません。しかし時代はバブル崩壊、リーマンショックなどといった社会情勢に飲み込まれ、「建築」の在り方も社会と共に変わってきていると指摘されています。最も顕著な例として挙げられるのがリノベーションであり、五十嵐太郎氏の言葉を借りるなら、私たちは「せざるをえないリノベーション世代」であるというのです。上の世代の建築家が雄弁に建築を語る姿に刺激を受けつつ、未来の「大型新築プロジェクト」を思い描きながら、小さなリノベーションであれ戸建住宅プロジェクトであれ、それを作品としての強度を持たせるべく日々建築と向き合っています。それは言うならば、私たちが今置かれている社会の中で、上の世代の建築家が積み上げてきた地層に新しい地層を積み上げる行為だと言えます。私たち30代建築家5組は、そうした新しい地層にまさに一石を投じ積み上げていくため、常に建築に対して新しいチャレンジを模索しています。本展示では小さくも各々複数のプロジェクトを通じて、今の時代や環境に対する新しい建築的な解答を模型で示すことにより、社会と建築家の紐付けを再認識し、上の世代との対話や様々な議論を生み出すことを期待するとともに、来訪者が能動的に考え感じることのできる展覧会でありたいと考えています。

スケジュール

2018年4月10日(火)〜2018年5月6日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館、年末年始休館
入場料一般 1200円、 大学生・専門学校生 700円、中学生・高校生 500円、小学生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://archi-depot.com/exhibition/%E5%BB%BA%E7%AF%89%E5%80%89%E5%BA%AB%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%81%8C%E9%81%B8%E3%81%B630%E4%BB%A3%E5%BB%BA%E7%AF%89%E5%AE%B6
会場建築倉庫ミュージアム
http://archi-depot.com/
住所〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫株式会社本社ビル1F
アクセス東京モノレール天王洲アイル駅より徒歩3分、りんかい線天王洲アイル駅より徒歩2分、JR品川駅港南口1番乗り場より都営バス(大田市場行き、品98)「新東海橋」下車徒歩1分
電話番号03-5769-2133
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