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新藤杏子 「48」

GALLERY YUKI-SIS
終了しました

アーティスト

新藤杏子
ダイナミックな筆使いで、水彩や油彩など、多くの作品を発表してきた新藤杏子の今回の展覧会テーマは「四十八手」です。想像と現実の狭間にある「いきもの」の営みを描き続けてきた新藤杏子は、水彩で語られる現代の風俗画ともいえる世界観を、「光と闇」、「生と死」、「善と悪」などをテーマに、いきものの根源的な姿として描き続けてきました。今回のテーマに選んだ男と女の交わりの体位の種類を指す「四十八手」は、もとは江戸時代に絵師が書いた浮世絵春画が元になり、「江戸四十八手」とも呼ばれ今にいたります。この「48」という数字は、江戸時代の相撲の決め技48手が由来となっているとされ、古来から日本では「縁起の良いたくさんの数」という意味で、様々な種類のあるものに「48」という数字が使われてきたといいます。新藤は今までも、春画などの男女の交わりなどをモチーフに多くの作品を発表してきました。彼女の持つ筆使いの特色―下書きなしで一気に描かれる線―は、動きと流れを感じさせます。今回発表される「48手」の作品は、チタンホワイトという画材で黒い紙に描かれています。一見滑稽にみえるそのひとつひとつの体位ですが、どこか切なくなるような刹那さや狂気さを作品から感じられます。それは人間本来に備わる欲望と、一瞬の美を描いているからなのかもしれません。今回描かれた「48手」は、48枚の原画とともに、新藤杏子のこだわりとともに作られた桐箱入りのプリントも限定10部で発表されます。

スケジュール

2018年6月9日(土)〜2018年6月23日(土)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttp://yuki-sis.com/exhibitions_20180609_shindo.html
会場GALLERY YUKI-SIS
http://yuki-sis.com/
住所〒103-0023 東京都中央区日本橋茅場町1-1-6 小浦第一ビル2B
アクセス東京メトロ日比谷線・東西線茅場町駅7番出口より徒歩2分、都営浅草線・東京メトロ東西線・銀座線日本橋駅D2出口より徒歩6分、東京メトロ半蔵門線水天宮前駅6番出口より徒歩7分
電話番号03-5542-1669
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