「記憶の布 〜BOROの世界〜展」

アツコバルー ATSUKOBAROUH arts drinks talk

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布が貴重だった時代があった。それほど遠い昔ではない。糸を紡ぎ、機で織り、それでも一反の布を手に入れるのは難しかったので切れ端を大事に繋ぎ合わせて衣服や布団を作った。傷んだ布を、また切れ端で補強して上から縫って、母から娘へと何代にも渡って大切に使って来た布がBOROである。これらには驚異的な存在感がある。ルイ・ヴィトンやコムデギャルソン、キャピタルなどの有名ブランドのデザイナー達がBOROからインスピレーションを受けている。それほどにBOROは魅力的なのだ。作品でもない、ファッションでもない、これらの布は必然に依って作られてきた。だから説得力がある。その上、デザインも考えられている。貴族や富裕層では作り得なかった庶民の優れた美的センスを見ていただきたい。今、震災の犠牲者を顧みずにオリンピックに狂乱する都会の建設ラッシュを見るにつけ、嬉々として武器を買い付ける政府を見るにつけ、日本人のルーツを確認しておきたいと思う。我々の祖母や曾祖母が、家族が寝静まった後チクチクと暗がりで縫っていたのはこんな布ではなかったか?日本が向かっている方向は正しいのか。自分の生活はこれで良いのか。布に聞いてみたい気がする。

メディア

スケジュール

2018年03月03日 ~ 2018年04月01日
日曜日・月曜日: 11:00-18:00、水曜日から土曜日: 14:00-20:00 / Closed on Tuesdays

オープニングパーティー 2018年03月02日18:00 から 20:00 まで
入場無料

アーティスト

本濃研太 MAKI UEDA

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