清水信幸 + 中里伸也「窓をたしかめる」

HARMAS GALLERY

終了しました

アーティスト

清水信幸、中里伸也

清水信幸は、空間に絵の具の筆跡が浮遊しているような絵画を制作しています。作家自身が幼少の頃に河原の石を積んで遊んだ記憶をもとにした、石ころのように立体的な絵画の制作をスタートに、現在は雲形定規を任意の形にまげ、その形を連鎖させた支持体をつくり、その上にアクリル絵の具を塗りつけていくという制作方法をとっています。また、陶の立体作品も手がけており、そこでも手から直接的に生み出される形体が重視されており絵画作品での探求と対となるものです。中里伸也は、写真を軸として絵画、彫刻を横断するような表現を行っています。被写体となるモチーフはほとんど中里の手による立体物や落書き、絵画でありそれらを机上で組み合わせながらセットをつくりあげ、物理的なレイヤーを構築した上で撮影をしています。その机上では、海外滞在中で体験したグラフィティや、街頭で見た幾重にもなったポスターの貼り痕、抽象的なイメージへの関心などがブレンドされ、静かな混沌とも言うべき空間が立ち上がっています。今回の二人展では、それぞれ絵画と写真を軸としながらも、越境していく様子を提示します。

スケジュール

2018年5月18日(金)〜2018年6月23日(土)