森村泰昌 「『私』の年代記 1985〜2018」

シュウゴアーツ

poster for 森村泰昌 「『私』の年代記 1985〜2018」
[画像: 森村泰昌, 肖像双子習作, 1989, 拡散転写方式印画, 10.7x14.7cm]

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森村芸術とは何か。森村は自らを20世紀・昭和を出自とする日本の芸術家である、ということに自覚的です。日本は明治維新後は西洋文明・文化に影響を、太平洋戦争後はアメリカ文明・文化に影響を強く深く受けてきました。古くはそれは中国文明・文化でした。そうした日本の「古層」的な文明文化受容の精神構造を前提に、自らの芸術のあり方を追い求めてきました。そこには時代精神と歴史精神の両側面に立脚しようとする森村の決意・態度が伺えます。森村芸術とは、自分ではない何かになる試みを続けながら、自分であることの意味を問い続ける営みの集積です。他者及び他者の芸術成果・歴史的事件に対する独自の分析を加えながら、自分の身体を用いて写真・映像・パフォーマンス表現をすることを考えれば、森村芸術とは、成果としての撮影作品だけではなく、実践としての現場もまた森村芸術の重要な一部を占める、と言ってもよいかもしれません。森村が作品において現場感の表出を大事にしているのはその表れです。今展は森村芸術の34年間の軌跡を、「現場」作品とも言うべきポラロイド方式の写真(拡散転写方式印画)を通して辿るものになっています。撮影現場を自らが生き、創造する場として常に大事にしてきた森村芸術のエッセンスがそこにあります。本人自ら森村芸術の秘密を語るエッセイとともにこの展覧会をお楽しみ頂ければ幸いです。

メディア

スケジュール

2018年10月20日 ~ 2018年11月24日

アーティスト

森村泰昌

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