「Physica - 自然哲学としての芸術原理 - 」展

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自然哲学という時代錯誤的に響きかねない語をここで掲げてみたのは、ロマン主義的な自然性への郷愁によるものではなく、作品形成の論理が、様々な思考の体制の論理による価値決定のメカニズムに従属するものではなく、それ自体として固有の論理を備えていると考えるとき―それが自律性ということだ―、思考は否応なく自然哲学的局面への傾斜を帯びざるをえないからだ。自然はその能産性において非飽和である。現在という切断面でみれば、自然は準安定的な秩序を形成しているかもしれないが、また同時に別の可能な準安定状態に向けての絶えざる変異の過程にあるともいえる。ところで、自然の非飽和性、ないし多産性とは、自然が自らに対する非同一性、異質性を内包するからにほかならず、いわば個体としての同一性の散逸の場の様相を呈するように、個体として自己形成する作品群は、その個体化の過程のさなかの潜在性の領域を、自らに対しての非同一性の徴として、ごく端的に齟齬として残存させるがゆえに、この非飽和性の系列として、新たな秩序形成に向けての絶えざる開始そのものであり続けるだろう。そして、今回、表参道画廊において、相互に異質であるばかりでなく、自らに対して異質でもある複数の個体群の散乱の場は、自然というブリコラージュの劇場の様相を提示することになるだろう。

メディア

スケジュール

2018年03月05日 ~ 2018年03月17日 17:00

オープニングパーティー 2018年03月05日18:00 から 19:30 まで

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