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辰野登恵子 展

ギャラリー石榴 南青山ルーム
終了しました

アーティスト

辰野登恵子
辰野登恵子(1950-2014)は長野県岡谷市に生まれ、東京藝術大学大学院油画専攻を修了後、70年代前半から作品発表、80年代以降は油彩制作を主軸に、日本の現代絵画の開拓者のひとりとして、厳しくも豊潤な形態を、多岐にわたるヴァリエーションとともに創出し続けました。作家の眼は、日常にありふれた、とるに足らないのに、どこか気がかりな光景に注がれます。―テーブル上のいくつかのコップに注がれた水の量の違い、左右がアンバランスな靴下の高さ―辰野の絵画はそのような、物の置かれた位置関係、高低、凹凸や空洞といった具体的な何かからはじまり、「抽象/具象」の分類を、いとも簡単に横断、往来してしまう大胆さを醍醐味のひとつとしています。「私が描くものが、単なる抽象を超えて、化け物になって欲しい」1993年当時の個展を控え、日経新聞のインタビューで語っています。新しさという現代絵画の使命を負う一方、幾層にも塗り重ねられた色彩とその組み合わせ、有機的で構築的なフォルムは、絵画ならではの根源的な幸福にあふれており、美術史上の評価のみならず、現在進行形で多くの人を魅了し続けています。この度の展示では、油彩、ドローイングの他、一貫して重要な制作領域であり続けた版画をあわせ、15余点を展覧いたします。

スケジュール

2018年4月7日(土)〜2018年4月15日(日)

開館情報

時間
11:0018:30
入場料無料
会場ギャラリー石榴 南青山ルーム
http://www.g-sekiryu.com/
住所〒107-0062 東京都港区南青山1-11-39 1139南青山 2F
アクセス東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線青山一丁目駅3番出口より徒歩4分
電話番号03-6438-9690
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