終了した展覧会・イベントです

「Khadi インドの明日をつむぐ - Homage to Martand Singh -」展

21_21 DESIGN SIGHT
終了しました
簡素で美しい生活様式やテキスタイルをはじめ、今日でも手仕事による技法や歴史、文化が色濃く継承されているインド。なかでも「カディ(Khadi)」と呼ばれる綿布は、ものづくりのオートメーション化が著しい近年も、手紡ぎ、手織りによってインド各地でつくられています。つくり手によって紡がれる一本一本の糸、多様な織り目による白の表情。その美しいテクスチャーには、インドの近代史と哲学が織り込まれています。インド国旗に糸車が配された背景には、輸入品を断ち国産の綿布に身を包む不買運動から、独立、そして明日への希望の象徴となったカディがありました。マルタン・シン(Martand Singh、1947-2017)は、インド・テキスタイルなどの幅広い文化復興活動で知られています。シンは、インドの独立、雇用、死生、創造という観点からカディを「自由の布」と呼び、この綿布で仕立てられる衣服、カディ・クルタ(Kurta)を日常着として纏っていました。クルタは今日でも、セレモニーの正装として、ある時は寝間着として、多岐にわたる場面で着られています。シンの活動を通じて、インド・テキスタイルは世界に伝播しました。イッセイ ミヤケでは、1980年代から彼とのコラボレーションを通じて、インド文化との対話ともいえる衣服づくりを行ってきました。その対話は、テキスタイルから発想するブランドHaaTの中で、今日も継続しています。

スケジュール

2018年4月18日(水)〜2018年5月13日(日)

開館情報

時間
10:0019:00
休館日
火曜日
展示替期間・年末年始休館
備考
5月1日は開館
入場料無料
展覧会URLhttp://www.2121designsight.jp/gallery3/khadi/
会場21_21 DESIGN SIGHT
http://www.2121designsight.jp/
住所〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内
アクセス都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅より徒歩5分、東京メトロ千代田線乃木坂駅1番出口より徒歩5分
電話番号03-3475-2121
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