「地質学幾何学」展

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アーティスト

ナタリ・アードニョ、ジュリア・ディトバナー

フランス系アメリカ人のナタリ・アードニョとアメリカ人のジュリア・ディトバナー、２人の作品は地質学というお互いの興味と自然界に潜む形への関心でつながっている。「地質学幾何学」ではドローイングや彫刻、コラージュなどが発表される。混乱している状況を整頓させたい、対照的な物事から調和を見つけたい、そんな気持ちから生まれた展覧会だ。

自然界のあらゆる面からインスピレーションを受ける二人。ナタリ・アードニョの小さな作品はドローイングと彫刻を融合している。その小さな作品に対して、ジュリア・ディトバナーの作品は大きく、有機的な形と幾何学的な形が紙の上で組み合わされ、迫力のある円構図が作り出されている。アードニョの作品は鉱物にインスパイアされた背景の上や小さなパネルの範囲内にマークメイキングが使われ、何度も繰り返される点や線からは鍾乳石や石筍の不規則なリズムを感じとれる。繊細で立体的な作品は観る者を引きつけ、静かな古代の洞窟を連想させる。ディトバナーのコラージュには青々とした植物と以外な動物が組み合わされ、鮮やかな色と構図からエネルギーが満ちている。彼女は花や恐竜など様々なイメージを色やパターンを基準としてきめ細かく組み合わせ、勢いのある動きを限られたスペースの中で表現している。

スケジュール

2018年5月31日(木)〜2018年6月3日(日)