杉山尚子 「回廊」

Wada Fine Arts

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今展の展覧会タイトルでもある、「回廊(corridor)」は2001年に製作した立体作品のタイトルでもあります。この[corridor/marigold]は目を奪われる美しい黄色の作品でした。人間と共生できそうなサイズ感は何か機能性をもつ家具の様な印象もあり、存在そのものが空間とリンクしていました。その後、2016年に再度、[corridor/violet]が作製されました。この作品は鮮烈なパープルの色彩を纏い、サイズは1/2と大分コンパクトになりました。このサイズからは一気にオブジェ作品という印象がもたらされたのです。そのため人間との距離感は遠く、空間からも隔離されていました。形と色は全ての物体の持つ絶対要素であり、どちらを欠いても物体にはなりません。そして、また、物体のサイズはその物のイメージを印象付けます。形をそのままに、色やサイズに変化を持たせるという試みは、私たちが普段何気なく目にする全てのものに対し、物体としての基本的な構成への関心を喚起させ、再確認させてくれます。そして、全ての[corridor]がもつ魅力は鑑賞者が360度の全ての視点から鑑賞した時の驚きの変化です。変幻自在に形を変え、あたかも万華鏡を覗いている様な、視界の変化に熱中し時を忘れる感覚を体感できます。今回は2017年以降に製作した3点の[corridor]が発表されます。初めて、異なる[corridor]が同一空間に並びます。非常に興味深い展示になると確信しています。また、平面作品の中でも最も杉山らしい魅力が詰まっているのは、鉛筆や水彩で一見ラフに描いているドローイングです。今展にも4点の新作ドローイングを展示します。描かれたモチーフは静かに移動し、その音が脳内に響く、そんな感覚をお楽しみいただける作品です。

メディア

スケジュール

2018年12月04日 ~ 2018年12月22日

オープニングパーティー 2018年12月03日18:00 から 20:00 まで

アーティスト

杉山尚子

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