終了した展覧会・イベントです

天野裕氏 「鋭漂」

Kanzan Gallery
終了しました

アーティスト

天野裕氏
天野裕氏さんは、この10年ほど『鋭漂』という形態での作品発表を全国各地で行ってきました。Twitterで日時と場所を指定し、その場に来た方が料金を支払い、天野さんの自製の写真集を観覧するというものです。渋谷センター街のマック、新宿の喫茶店、大阪のバー、茨城の美容院、道端や公園、車の中など様々な場所で、これまでに3000人以上の方が『鋭漂』を体験してきました。私は、この『鋭漂』を通じて、天野さんの写真集のページを捲りながら、泣き崩れる女性、目を閉じて何かに耐えているような表情を浮かべる男性など、感情を露わにする多くの人たちを目の当たりにしてきました。何が彼らをそうさせるのか、作品を分析していくことはある程度は可能です。一方で、いくら言葉で説明しても、どうしようもなく心をかき乱され、鷲掴みにされる感情・情動は、瞬時に、また無意識にわき上がるものであり、私はここに写真の不思議や根源的な力を感じずにはいられません。言うまでもなく、この約15年間で写真を取り巻く環境は、大きく変化してきました。デジタル化やSNSの発達によって、日々、億を超える膨大な量の写真が生まれ、見られています。また、日本の写真が国外を舞台とする機会も珍しくなくなり、欧米的な理論的・構築的な作品も増え続けています。「写真についての写真」についての議論も活発になってきたことも近年の特徴だと感じています。こうして観覧する場や形態、撮影者と受け手の関係、写真のあり方が多様化し続けるさなか、「感情」「情動」をキーワードに、写真を撮る・見るという行為をいま一度考えてみようと、今回のシリーズ「EmotionalPhotography」を企画しました。

スケジュール

2018年8月1日(水)〜2018年8月30日(木)

開館情報

時間
12:0019:30
日曜日は17:00まで
休館日
月曜日
備考
開館時間: 12:00〜19:30、日曜日は17:00まで開館、夏期休館: 8月13日~16日
入場料1000円
展覧会URLhttp://www.kanzan-g.jp/yuji_amano.html
会場Kanzan Gallery
https://sites.google.com/kanzan-g.jp/home
住所〒101-0031 東京都千代田区東神田1-3-4 KTビル2F
アクセスJR総武線馬喰町駅2番出口より徒歩3分、都営新宿線馬喰横山駅A1出口より徒歩5分、東京メトロ日比谷線小伝馬町駅2番出口より徒歩5分、都営浅草線東日本橋駅A1出口より徒歩6分
電話番号03-6240-9807
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