終了した展覧会・イベントです

「INNER STRENGTH - The women of Poland and Japan - 」展

スパイラル
終了しました

アーティスト

バシャ・グジボフスカ・フロレス、マグダ・ピラチンスカ、パトリツィア・ポトコシチェルヌィ、エヴェリナ・スコヴロンスカ、ダリア・ソラク、林青那、いとう瞳、石橋あき、吉田典世、meme(前田ひさえ+塩川いづみ+ひがしちか)
「母が亡くなって、父が一人になった。それで僕は父の面倒を見るために、故郷に帰らないといけなかった。女性は男性がいなくても生きていけるけど、男性は女性がいないと生きていけないね。」ある時、日本人の友達がそう言った。
時代は変わり、社会的役割は進化している。また状況はそれぞれ違う。それでもこの話の中には、ある種の真実が含まれている。この中には、女性の並大抵ではない意志の強さ、逆境を乗り越える能力が息づいている。それを内なる力と呼ぶ人もいる。女性の力の特徴とは何だろう。地理的位置、国の文化、歴史を通じた女性の社会的地位といった条件は、女性の力にどの程度影響を与えるのだろう。
目には見えないこの女性の力とは何か、という問いの答えを探して、私たちは、ポーランドと日本の女性アーティストの声を聞きたいと思う。世界の離れた場所、二つの異なる国、西洋と東洋の文明。彼女たちは、どんな自己像を持ち、どんな枠組みから自由になろうとしているのか。この二つの離れた場所にいる女性たちは、どれくらい違って、何が共通しているのか。
このプロジェクトにポーランドと日本から女性イラストレーターが招かれた。内なる力についてそれぞれの定義を表現している。伝統、信念、迷信、また日常生活や仕事上の困難の世界を明らかにしながら、自分たちはどう活動し、何がその動機になっているのかを紹介している。自分が経験した問題を取り上げ、ステレオタイプや割り当てられた社会的役割を打ち破る。同時に、代々受け継がれてきた知恵や相互の支え合いにも言及する。そして彼女たちに通底しているのは、不公平や不平等な扱いに対する反意であり、他者への深い思いやりだ。
内なる力とは、生きる意欲やより良い人生を目指すことだけを言うのではない。万人共通の形があるわけではなく、その現れ方は様々だ。また女性だけのものでもない。しかし数世紀にわたって、女性たちは幾度となく内なる力を使い、平等な扱いを求めて戦わなければならなかった。だから、展覧会に展示された作品を見ていると、感受性、直感、美、決意に溢れた世界という夢が浮かんでくる。その世界では、内なる力は創造や成長・発展に活かされているのだ。
会場: 1F スパイラルガーデン

スケジュール

2018年9月26日(水)〜2018年9月30日(日)

開館情報

時間
11:0020:00
入場料無料
展覧会URLhttp://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_2749.html
会場スパイラル
http://www.spiral.co.jp/
住所〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23
アクセス東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅B1出口・B3出口より徒歩1分、JR渋谷駅B3出口より徒歩15分
電話番号03-3498-1171
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