西加奈子 展

AI KOWADA GALLERY

poster for 西加奈子 展
[画像: 西加奈子 ドラゴン・スープレックス“お前がお前やと思うお前が、そのお前だけが、お前やねん。”2018]

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西は常に小説のテーマを、絵画においても表現してきました。昨年の個展「(i アイ)」では、ギャラリー空間全体を使ったインスタレーションアートを発表。たくさんの観客を豊穣なストーリーに包み込み、圧倒しました。幼少時から​絵画創作に親しむ​​​​​​​​​西は、段ボールにクレヨンという素朴な素材に、力強いストロークで描きあげるという独自のスタイルを確立しています。二期制で構成される本展は、絵画という形でも発揮される西加奈子の表現の奥行きを、具象・抽象という二つの視点で、ご紹介いたします。​
前期:「おまじない」
先月刊行された、西にとり10年ぶりとなる短編集「おまじない」(筑摩書房、2018)。 いくつになってもやわらかく、こわれやすいこころを持ち続けている「女の子」たち。様々な人生の節目で穴に迷い込んでしまう彼女たちを、救い出してくれるような「おまじない」のような言葉にまつわる、8編の物語が収録されています。夕焼けのように赤く染まる空をバックに煙を吐く煙突や、こちらを見上げる子犬の何か言いたげに揺らぐ瞳、地を這うカタツムリの滑らかな躰と魅惑的な殻模様。具体的な輪郭を与えられて描かれたそれらは優しい印象を持つ一方、同時に小説にも表現される心の「ゆらぎ」や「不安定さ」をも見事に表現しています。本展ではそれぞれの物語にあわせて描き下ろされた、具象絵画8点を展示します。
後期:「“I”beyond」
アメリカ人と日本人の夫婦に引き取られた主人公「アイ」。自己の境遇にもがきながらも、アイデンティティを、そして自由を獲得していく物語が、世界で起こる悲劇と並行しながら進んでいく小説“i(アイ)” (ポプラ社、2017)。刊行にあわせ、弊ギャラリーで開催された初個展において西は、ギャラリー全体を力強いストロークで描き上げた波や渦で埋め尽くしました。西の表現世界に包まれる空間インスタレーションは、登場人物たちの心の機微を追体験させ、たくさんの観客を圧倒しました。今回、その「インスタレーション“I”」を、「“I”beyond」というテーマで、個別のタブローとして再構成しました。西が様々な色彩を自在に操りながら、鮮烈な生命観を描いた抽象絵画、13点を展示いたします。
前期: 6月10日(日)〜​ ​6月24日(日)「 おまじない」
後期: 6月30日(土)〜 ​7月16日(月・祝)「 “I” beyond」
[関連イベント]
トークイベント「アートと文学」
日時: 6月16日(土)14:00​〜​15:00 (受付開始13:30)
会場: 3331 Arts Chiyoda 1F コミュニティスペース
出演: 西加奈子 (小説家、美術家)、村田沙耶香 (小説家、エッセイスト)
進行: こやま淳子 (コピーライター)
定員: 100名、参加費1000円 ※予約不要、先着順入場
*詳細は公式ホームページよりご確認ください。

メディア

スケジュール

2018年06月10日 ~ 2018年07月16日
6月25日から6月29日は展示替えのため休廊

アーティスト

西加奈子

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