終了した展覧会・イベントです

小原一真 「Exposure/ Everlasting」

原爆の図 丸木美術館
終了しました

アーティスト

小原一真
2011年3月から東日本大震災の取材を開始した私は、福島第一原発で働く作業員との出会いをきっかけに原発内部に作業員として入り撮影を行いました。その写真は、「事故後、初めて原発内部の潜入に成功したフォトジャーナリストの写真」として、欧米のメディアに瞬く間に広がりました。それが初の仕事となった私は、しばらくの間、新聞や雑誌メディアを中心に、現実を切り取るという形で、原発事故を記録しました。しかし、次第に私は、現実を純粋に切り取るという方法論にすぐに限界を感じました。私が取る写真は、常に現在の、しかも物理的にアクセス可能な一点であり、その写真が未来に起こりうるかもしれない問題、つまり被曝による長期的な影響などの自分たちからは「見えないもの」に対し、何か機能し得るものではなかったからです。私は、過去によって引き起こされた現在、その先にある未来を発展的に読み解けるような写真表現を求めました。それは、時間や空間的な制限、バイアスや偏見を打ち破って、建設的な思考を想起させるための写真表現でした。震災から4年が経過した2015年、私は、翌年に事故後30年を迎えるチェルノブイリへと向かいました。その場に立ち、チェルノブイリの現在を知り、私たちが向き合うべき、これからの未来について、そしてこれからの表現方法について考えたいと思いました。

[関連イベント]
作家トーク「写真の力が揺らいだ時代の表現とは何か?」
日時: 11月25日(日)14:00〜
参加費: 無料
※詳細は公式ホームページよりご確認下さい。

スケジュール

2018年10月13日(土)〜2018年11月25日(日)

開館情報

時間
9:0017:00
12月~2月は9:30〜16:30
休館日
月曜日
年末年始は休館
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料一般 900円、中学生・高校生・18歳未満 600円、小学生 400円、60歳以上 800円
展覧会URLhttp://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2018/obara.html
会場原爆の図 丸木美術館
https://marukigallery.jp/
住所〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401
アクセス東武東上線森林公園駅南口よりタクシーで12分、東武東上線東松山駅東口より市内循環バス「丸木美術館東」下車徒歩2分
電話番号0493-22-3266
関連画像

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