2017年の春から初夏にかけて、Sansiao Gallery Hong Kongでは「FINE LINE」と称したヌード写真の展覧会を行い、アートとポルノグラフィを分かつ線は?という問いを投げかけました。この度、Sansiao Gallery (Tokyo)にて「Pale but vivid」を開催いたします。幽かな光や繊細な陰影でヌードの「美しさ」を映し出した作品をメディウムにこだわらずにセレクトいたしました。ギド・アルゼンチーニやトニ・メネグッツォ、五味彬のヌード写真や、ディーベンコーンと共に第二次世界大戦後の世代として知られるエルマー・ネルソン・ビショフの絵画、ビショフからベイ・エリア・フィギュラティヴ・ムーブメントの流れを引き継いだネイサン・オリヴェイラの版画、ジョン・デ・アンドレアのスーパーリアリズム彫刻を同時展示いたします。ヌード表現は時代と共に変化してきましたが、この展覧会が人体の美しさを今一度見つめなおす機会となれば幸いです。