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[画像: 太宰 治 酒場ルパンで、銀座、1946(昭和21)年 ©林忠彦作品研究室]

「昭和が生んだ写真・怪物 - 時代を語る林忠彦の仕事」展

FUJIFILM SQUARE
終了しました

アーティスト

林忠彦
今年で生誕100年を迎える写真家・林忠彦の作品展を開催いたします。作家・太宰治や坂口安吾の肖像写真で知られる写真家・林忠彦は、戦後間もない銀座から再出発し、カストリ※雑誌ブームの時流に乗って、一躍、人気写真家となりました。第二次世界大戦から高度経済成長へ、そしてバブル景気へと移り変わる激動の昭和時代、世相をとらえたスナップから文化人のポートレート、日本文化の真髄を追い求めた風景写真まで、林はありとあらゆるものをフィルムに写し込んでいきました。復興していく日本のエネルギーを原動力に、凄まじい勢いですべてを撮り尽くした林の仕事ぶりは、まさに「昭和が生んだ怪物」と呼ぶにふさわしいものです。
本展は、林忠彦の四男で写真家の林義勝氏監修のもと、林の約半世紀におよんだ活動の中から二つの時代に焦点を絞り、新たな視点でその足跡を振り返ります。第1部では林の初期の傑作〈カストリ時代〉に代表される戦後の東京と人々を記録したモノクロ作品を展示します。第2部では、国宝や重要文化財に指定されている全国各地の茶室を被写体に林の美意識と撮影技術の粋を極めた〈茶室〉と、人生最後のライフワークとして四男・義勝氏とともに完成させた〈東海道〉より厳選されたカラー作品を展示します。それぞれの作品は、林の活動初期と晩年の仕事を対比的に示すと同時に、「写真は記録だ」という林の一貫した信念を浮かび上がらせます。一葉一葉に凝縮された写真の力は、その時代や写真家の思いをよみがえらせ、私たちの心を強く揺さぶることでしょう。
開場: 写真歴史博物館
[会期]
第1部: 激動の昭和をフィルムに写し込んだ
4月1日(日)~5月31日(木)
第2部: 日本文化の原風景をフィルムに写し込んだ
6月1日(金)~7月31日(火)

スケジュール

2018年6月1日(金)〜2018年7月31日(火)

開館情報

時間
10:0019:00
休館日
年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttp://fujifilmsquare.jp/detail/18040104.html
会場FUJIFILM SQUARE
http://fujifilmsquare.jp/
住所〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン WEST 1F
アクセス都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅8番出口より直結, 東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩5分
電話番号03-6271-3350
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