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[画像: 【図版5】 横堀角次郎《東大三四郎池》1967 年 秋山コレクション]

横堀角次郎 「横堀角次郎と仲間たち 草土社の細密画から、郷里赤城山の風景まで」

アーツ前橋
終了しました

アーティスト

横堀角次郎
赤城山麓にある大胡町の農家の次男として生まれた横堀角次郎は、1914(大正 3)年 17 歳のときに渡米準備のため、旧制前橋中学(現前橋高校)から東京・芝の正則中学に転校しました。そこで椿貞雄と出会い、ともに岸田劉生を訪ねたことで、画家としての人生を歩みはじめます。劉生が率いた草土社へ参加し、関東大震災によって劉生が京都へ去ってからも、春陽会を作品発表の場として、亡くなる年の第 55 回まで欠かさず出品を続けました。生前、東京に活動の拠点を置きながらも、横堀は地元との結びつきを大切にしました。現在の群馬県展の土台となった群馬美術協会の結成に尽力する一方で、旧制前橋中学の友人である日本画家・礒部草丘や、鋳金家・森村酉三らと活動した三酉会や、南城一夫、中村節也、清水刀根と結成した爽秋会などのグループ展に参加しました。横堀の芸術は、草土社時代の細密画を別にすれば、時代を先取りするような表現を目指したものでこそありませんでしたが、生涯穏健な自然描写に徹したと言えす。むしろ真摯に絵と向き合い、20 世紀を生きた画家の典型的な姿を見るような魅力があります。何度も通って繰り返し描いた郷里赤城山や東大三四郎池の風景画からは、その誠実な制作姿勢が感じられるでしょう。地元で「角さん」と呼ばれて慕われ続けた横堀角次郎は、2017 年に生誕 120 年を迎え、2018 年は没後 40 年の節目の年となります。この機会に、その画業を振り返り、横堀とともに歩んだ仲間たちの作品を交えながら、横堀の画家としての位置を探ります。

スケジュール

2018年3月17日(土)〜2018年5月29日(火)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
水曜日
年末年始休館
備考
入場は18:30まで、水曜日は休館(3 月 21 日は開館し、翌日休館)、※会期中一部展示替えあり [前期]:2018 年 3 月 17 日(土)~4 月 24 日(火) [後期]:2018 年 4 月 26 日(木)~5 月 29 日(火)
入場料一般 500円、65歳以上・団体(10名以上) 300円、高校生以下 無料
展覧会URLhttp://www.artsmaebashi.jp/?p=10502
会場アーツ前橋
http://www.artsmaebashi.jp/
住所〒371-0022 群馬県前橋市千代田町5-1-16
アクセス上毛電鉄上毛線中央前橋駅より徒歩6分、JR両毛線前橋駅北口より徒歩12分、JR前橋駅北口より路線バス「本町」下車徒歩3分
電話番号027-230-1144
関連画像

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