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「ビーナスを綴じる - Venus Bound - 」展

アートコンプレックスセンター
終了しました

アーティスト

市川優衣、板津悟、大石雪野、川島大幸、小池俊起、鈴木友晴、根本祐杜、三井田盛一郎、宮寺雷太、宮下咲、森淳一、山﨑稚子、ロビンソン愛子、王木易、吉田潤、池田満寿夫
本展「ビーナスを綴じる」は綴じられた本が開かれるようなイメージの展覧会です。「春画」や「エロス」をテーマに据え、これを溌剌と明るく扱った展覧会を計画します。展示の中核をなすのは版画です。本企画はこの印刷されたイメージとしての版画を「継ぎ目」としてペインティング、彫刻立体、インスタレーションのような形式を展示し、笑いとユーモア、幸福感をもって愛を美しく歌いあげるものに発展していくことを目指します。日本の浮世絵時代の版画は、春画という大変にあっけらかんとした性描写を実現させました。2014年に大英博物館で開催された『Shunga』展、2015年の永青文庫で『春画』展により「春画」は、改めて認知されるようになったと言えます。
本展「-ビーナスを綴じるー」では、現代のアーティストである私たちが、春画の単なる引用にとどまらない「エロス」「愛」の幸福感を表現していこうとするものです。タイトルとした「-ビーナスを綴じるー」(ギリシャ起源の愛と美の神であり”エロス(クピード)”の生みの親でもあるビーナスを象徴として)は、版画-印刷-本を暗示させます。これは参加するアーティストへ、様々な文脈からのアプローチと綴じられたイメージの展開を与えます。そして愛と美、笑とユーモア、幸福感あるイメージを創出したいと考えます。
本企画では、たった一つであっても “この上ない「愛」や「エロス」のイメージ” が、私たち人間の歴史の中に得られれば、芸術の賜物と考えます。本展で大変重要な要素としては、[版画の出版と制作工房]と[ブックデザイナー]が関わり、参加アーティストとの版画とカタログ書籍における共同制作が行われることです。版画や出版芸術の機能としての共同性と公開性が、新しいイメージを生み出す“汲み尽くせぬ” 可能性となります。
chapter 1:「ビーナスを飾る」版画小作品を中心に、作家とプリンターのコラボレーションが楽しめます。
chapter 2:「ビーナスを綴じる」本展のメイン会場です。それぞれの作家の解釈による、独特なエロティックさに包まれた空間です。
chapter 3: 特別展示「池田満寿夫 ーエロティカー」不忍画廊の協力により実現した展示です。池田満寿夫によるエロティックな作品群を堪能していただけます。
会場: B1F artcomplex hal

スケジュール

2018年10月3日(水)〜2018年10月15日(月)

開館情報

時間
11:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
月曜日
入場料無料
展覧会URLhttp://www.gallerycomplex.com/schedule/Hall18/venus_bound.html
会場アートコンプレックスセンター
http://www.gallerycomplex.com
住所〒160-0015 東京都新宿区大京町12-9 2F
アクセス東京メトロ丸の内線四谷三丁目駅1番出口より徒歩6分、JR中央・総武線信濃町駅より徒歩7分
電話番号03-3341-3253
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