終了した展覧会・イベントです
[画像: ますむらひろし 《漁師図》 2018年発表 ©ますむら・ひろし(通期)]

「ますむらひろしの北斎展 ATAGOAL×HOKUSAI」

すみだ北斎美術館
終了しました

アーティスト

ますむらひろし
ますむらひろしは宮沢賢治の童話作品の漫画化やアニメーション『銀河鉄道の夜』(杉井ギサブロー監督)の漫画原作者としてその名を知られていますが、漫画「アタゴオル」シリーズは氏が作家活動の中で最も長く付き合い培ってきた空想の世界です。この「アタゴオル」の世界と、北斎の浮世絵が合体した「アタゴオル×北斎」作品の面白さはなんと言っても猫のヒデヨシをはじめとする「アタゴオル」の住人たちが北斎の描く日本の美しい風景に違和感なく溶け込んでいるところでしょう。しかし、氏はこれらを単に人物をキャラクターに置き換えた北斎のパロディとして描いたわけではありません。この作品の一つ一つには氏による文が付けられ、そこには北斎の浮世絵を模写し「アタゴオル」の要素を加える際の考えや姿勢、そのプロセス、そして、北斎の画業についての自身の見解等が北斎への尊敬と畏敬の念を持って語られています。「アタゴオル×北斎」はいわば氏の解釈による絵と文が一体となった北斎の研究作品でもあるのです。本展の最大の見どころは、「アタゴオル×北斎」と、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」シリーズをはじめとした浮世絵(オリジナルと復刻版画やパネル)を比較しながら、北斎との違いや氏の解釈を体感できることです。また、当館のために描き下ろした新作「漁師図」を含む約140点を前後期一部展示替えをしながら展示します。
※今回「アタゴオル×北斎」の比較展示として、当館貯蔵の江戸時代の北斎の浮世絵、前後期あわせて24点(版画9点、版本15点)と、それ以外は、公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団にご協力いただき、アダチ版画研究所制作の複製版画を展示しています。
会  期: 前期 6月26日(火)~7月29日(日)、後期 7月31日(火)~8月26日(日)

スケジュール

2018年6月26日(火)〜2018年8月26日(日)

開館情報

時間
9:3017:30
※入館は17:00まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌平日休館
年末年始休館
入場料[AURORA(常設展示室)] 一般 400円、大学生・専門学校生・高校生・65歳以上 300円、中学生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料。企画展は展覧会ごとに異なります。
会場すみだ北斎美術館
https://hokusai-museum.jp/
住所〒130-0014 東京都墨田区亀沢2-7-2
アクセス都営大江戸線両国駅A3出口より徒歩5分、JR総武線両国駅東口より徒歩9分、JR総武線錦糸町駅北口より墨田区内循環バスで5分
電話番号03-6658-8936
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します