終了した展覧会・イベントです

「絵を見るとき、あなたは何をみているの?」展

栃木県立美術館
終了しました

アーティスト

小林孝亘、ジョン・コンスタブル、青木繁、アレクサンドル・カバネル、関谷富貴
私たちの暮らしにはさまざまな絵(ピクチャー)があふれています。道路標識やお店を示すアイコン。テレビやコンピューターの画面のみならず街角でも見かける動画(ムーヴィング・ピクチャー)。手元のスマートフォンで遠く離れた場所のようすを見ることもできますし、お互いの暮らしや気持ちを絵で伝えあうこともしばしばです。私たちはサインや動画をひと目見て、その意味を読み取り、毎日の暮らしに役立てているのです。それほどに絵があふれる中で、私たちは1枚の絵を見るために、美術館に出かけ、ときには何時間も行列に並んで絵を見ます。私たちはそこに何を見るのでしょう。メディアで何度も見慣れたイメージの「本物」を確認するためでしょうか。何億円もの値打ちがあるという実物を見てみたいからでしょうか。話題のイベントに出かけたことを「インスタ映え」する絵で伝えたいからでしょうか。もともとは一人の画家がアトリエでコツコツと描いた絵。そこにはさまざまな背景があるはず。そしてまた、その絵が今日まで伝えられてきた陰にはいろいろな物語もあるはず。この展覧会では「顔」や「情景」といったテーマを立てて、どのようにして絵は生まれてきたのか、私たちはそこに何を発見するのかを探ります。目の前を通り過ぎていくたくさんの「絵」と今まで以上に豊かに接するための、楽しいレッスンです。なお、本展では当館の調査によりその存在が明らかになり、昨年大きな話題となった藤田嗣治の最初期のおかっぱ頭の自画像を初公開します。また東京国立近代美術館が所蔵する自画像の代表作をはじめ、藤田の自画像と関連する作品の特集展示も行います。
[関連イベント]
1. 講演会 「藤田嗣治:自画像を通して考える、画家のセルフ・ブランディング」
日時: 7月20 日(土)午後2時から(午後1時30分開場)
講師: 林洋子(美術史家)
定員: 先着100名
開場: 集会室
2. ギャラリー・トーク(担当学芸員による解説)
日時: 6月29日(土)午後3時30分から(1時間程度) 
会場: 企画展示室
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2019年6月29日(土)〜2019年8月25日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
展示替期間・年末年始休館
入場料一般800 円、大学生・高校生 500円、中学生以下 無料
展覧会URLhttp://www.art.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/t190629/index.html
会場栃木県立美術館
https://www.art.pref.tochigi.lg.jp/
住所〒320-0043 栃木県宇都宮市桜4-2-7
アクセスJR宇都宮駅西口より関東バス「桜通十文字」下車徒歩7分、東武鉄道東武宇都宮駅東口より関東バス「桜通十文字」下車徒歩7分
電話番号028-621-3566
関連画像

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