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[画像: 髙山陽介 Untitled (tentative), 2019, H38.5xW22xD21.5cm © Yosuke Takayama]

髙山陽介 「ひろば」

ANOMALY
終了しました

アーティスト

髙山陽介
髙山陽介(たかやま・ようすけ b.1980)は、2007年多摩美術大学大学院美術研究科彫刻専攻修士課程終了。在学中より木を主な素材として作品を制作。主な個展にUnknown Sculpture Series「朝のうた」(20017年、gallery21yo-j、東京)、「中庭」(2016年、CAPSULE、東京)、「髙山陽介Under35」(2015年、BankART、神奈川)。また「高柳恵理x髙山陽介x千葉正也」展(2017年、多摩美術大学アートテーク・ギャラリー)、アキバタマビ21特別企画展「捨象考」(2015年、アキバタマビ21、東京)、「コレクション+ 行為と痕跡」(2016年、アーツ前橋、群馬)、「彫刻の超克―解体と習合」(2015年、多摩美術大学)など彫刻をテーマとした様々な企画展に参加。近年では、2015年の府中市美術館(東京)での公開制作、2019年アーティスト・イン・レジデンス須崎(高知)での滞在制作など活動の幅を広げています。髙山は、伝統的な木の塊から彫り出す木造彫刻をベースに、薄い版木を彫る事で生まれる版画や平面性の強いレリーフ作品の制作、台座の在り方を熟考した提示方法など、現代における「彫刻」の概念そのものを追及しています。その作品の多くは日常の描写や人物を題材とし、特に頭部を模した首像のシリーズは60点にも及びます。ディスプレイに瞬時に現れ消える情報や、刺激的なイメージに慣れた我々をも強く惹きつけてやまない髙山の生み出すカラフルで奇異な形状の物体のなかには、木片に向かい、切り取り、削り、磨き、傷つけ、執拗に塗料を重ね、滴らせるという作家の地道な行為と、仏像彫刻をはじめとした彫刻を考察し続けた姿があります。3Dプリンターが飛躍的な立体的造形を可能とした今、対極にあるともいえる髙山の木彫作品には素材と対峙する髙山の精神性がうかがえ、さまざまな記憶や積層する時間が現れています。本展では、髙山が主題としてきた「見ることと認識することの間」から生まれた、頭部の木彫、レリーフ、自身の姿をモチーフとした木版画や、コラージュなど様々なメディアの新作を、高山にとって身近な日常である人々の遊び集う、「ひろば」として展開します。彫刻についての再考や再定義が問われる昨今、<彫刻というもの>に真摯に対峙している髙山陽介の作品をぜひご高覧ください。

スケジュール

2019年6月8日(土)〜2019年7月6日(土)

開館情報

時間
12:0018:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日

オープニングパーティー 2019年6月8日(土) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
会場ANOMALY
http://anomalytokyo.com/top/
住所〒140-0002 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 4F
アクセスりんかい線天王洲アイル駅B出口より徒歩9分、東京モノレール天王洲アイル駅南口より徒歩10分、京急本線新馬場駅北口より徒歩9分、JR品川駅港南口より都営バス「天王洲橋」下車徒歩4分
電話番号03-6433-2988
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