ナイジェル・オクスレー「My Father’s War」

プリントギャラリー

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アーティスト

ナイジェル・オクスレー

ナイジェル・オクスレー Nigel Oxley は1970年代後半からロンドンのケルプラ・スタジオ Kelpra Studio*のマスタープリンター（刷師）としてジム・ダイン、バリー・フラナガンなど多くのアーティストの銅版画制作を手がけてきました。ロンドンのメトロポリタン大学の版画研究室で教鞭をとる他、イースト・サセックスに自身の工房を構え、版画家としての活動を続けています。2012年に国境横断的な版画家の団体 Prism Print Internationalを友人であるジョン・リードとともに設立しました。本展で展示されるMy Father’s Warと題される版画の15点の連作は、イギリス王立砲兵連隊の軍曹として第二次大戦に従軍しドイツ軍に捉えられた作家の亡き父の、捕虜となった過去の遺品がそのままモチーフとなっています。遺品によってはじめて明らかになった、生前語られることのなかった父の体験が、息子で版画家である作者によってはじめて紙面に定着/記録されたと言うこともできます。ドライポイント・感光性樹脂凹版・樹脂凸版・雁皮刷など、様々な版技法によって紙面に定着された、モニター上では全く伝わらないであろう大変美しい仕上がりも見どころの一つです。是非ご高覧ください。なお本展はINOAC銀座並木通りギャラリーにて10月15日から31日まで開催の、国際版画団体 PRISM (Prism Print International)の展覧会「PRISM 11 TOKYO」、池袋B-galleryで開催の「ジョン・リード John Read 版画展」にあわせての展覧会となります。
[関連イベント]
Nigel Oxley ナイジェル・オクスレーによる作品解説
日時: 10月20日(日) 17:30-20:00前後
司会: 池田俊彦（版画家）
入場料: 無料
※イベント詳細は公式ホームページよりご確認下さい。

スケジュール

2019年10月14日(月)〜2019年10月27日(日)