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「吉田鉄郎の近代 モダニズムと伝統の架け橋」展

国立近現代建築資料館
終了しました

アーティスト

吉田鉄郎
吉田鉄郎(1894—1956)は、東京中央郵便局(1931)や大阪中央郵便局(1939)などの日本近代建築の名作を残した「逓信省の建築家」として知られていますが、彼が活躍した1920年代から1950年代初頭は、日本に限らず世界中で、いかに「近代」を空間的に、建築的に表現するかが問われた時代でした。そこで重要だったのは、ヨーロッパに端を発するモダニズムを模倣するのでも、それを土着の伝統と折衷するのでもなく、モダニズムと伝統との間に橋を架けわたすことでした。この「架け橋」によってモダニズムが定着し、同時に伝統が新たに再生してきます。本展では、吉田の住宅作品に鮮明に現れるモダニズムと伝統の相克と、この両者への「架け橋」を追求する彼独自の思想と手法を明らかにしようと努めています。そして、逓信省営繕課の一員というよりもひとりの建築家としての吉田の思想と手法の展開をたどるために、住宅と逓信省関係の建築の他にコンペ作品や記念碑などにも着目し、彼がドイツ語で刊行した『日本の住宅』(1935)などの著作や、ブルーノ・タウトらの外国人建築家との交流にも光を当てています。
[関連イベント]
1. ギャラリートーク「吉田鉄郎の住宅にみるモダニズムと伝統」
日時: 11月9日(土)13:30~15:30
ゲスト: 大川三雄 (元日本大学教授)×山崎徹 (豊岡クラフト)
2. ギャラリートーク「吉田鉄郎の建築とその現代性」
日時: 11月30日(土)13:30~15:30
ゲスト: 塚本由晴(東京工業大学大学院教授)×豊川斎赫(千葉大学大学院准教授)×田所辰之助 (日本大学教授)
3. ギャラリートーク「吉田建築の保存と再生」
日時: 12月21日(土)13:30~15:30
ゲスト: 横田昌幸(NTT ファシリティーズ)×観音克平 (郵政建築研究所)
※イベント詳細は公式ホームページよりご確認下さい。

スケジュール

2019年11月1日(金)〜2020年2月11日(火)

開館情報

時間
10:0016:30
備考
開館時間 10:00〜16:30
入場料無料
展覧会URLhttp://nama.bunka.go.jp/exhibitions/1911
会場国立近現代建築資料館
http://nama.bunka.go.jp/
住所〒113-8553 東京都文京区湯島4-6-15
アクセス東京メトロ千代田線湯島駅1番出口より徒歩3分、銀座線上野広小路駅A3出口より徒歩10分、都営大江戸線上野御徒町駅A3出口より徒歩10分、JR御徒町駅北口より徒歩15分
電話番号03-3812-3401
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