「萩傳流 II ー濫觴よりー」展

柿傳ギャラリー

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萩の陶芸あるいは「萩焼(はぎやき)」という名称を耳にすると「茶の湯」、「茶陶」をイメージする方が多いことと思います。「一楽二萩三唐津」という茶碗に対する高い評価に代表されるように、約400年前に江戸時代・萩藩の御用窯として誕生した萩焼は、現在の山口県萩市と長門市に窯が築かれ、長い歴史の中で、茶陶「萩」のブランドを培ってきました。今回展覧会を開催する岡田泰、坂悠太、坂倉正紘、新庄紹弘、田原崇雄、玉村信一の六名の作家は、いずれもその萩・長門で陶芸を生業とする家に生を受け、萩の伝統・古典に日常的に触れる環境の中で育ってきました。その伝統を意識しながらも、彼らは新しい萩の伝統を築くべく個性を大切にしながら、作陶を通した自身の表現、創造を目指している作家たちです。本展覧会のサブタイトルにもなっている濫觴(らんしょう)。これは古代中国の儒教の考えからとった、「物事の起こり」「始まり」を意味する言葉ですが、まさに彼らが萩陶芸の伝統を継承しながら、〈新たなる萩焼の潮流を生み出す〉という決意の表れが感じられます。彼らは萩の素材(土)を用いることについては共通しており、そこにこだわりを持ちながらも、表現方法は六名六様です。萩の土の素材の柔らかさや質感を作品の中に生かしたり、萩焼にはもともとない釉色を取り込んだり、あるいは器の用途に限定されない表現など様々です。またいずれも茶の湯に関しても修練を重ね、それぞれが茶の湯について向き合い、茶陶萩焼のあり方についても思いを巡らしています。一年振りに六名集まり行うこの展覧会。それぞれの個性が作品の中に見いだせることと期待しつつ、皆様にもまた作品との対話を通した萩焼の新しい形の有り様を愉しんでいただければと思います。

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2019年02月05日 ~ 2019年02月11日

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