終了した展覧会・イベントです
[画像: 伊藤慶二「場」(37×60×高さ9㎝)]

「伊藤慶二陶展 - 土とたわむれて - 」

セイコーハウス銀座ホール
終了しました

アーティスト

伊藤慶二
伊藤慶二さんは、岐阜県土岐市を拠点に作家活動を行う陶芸家で、その作品は世界的レベルから見ても高い領域にある。作品のジャンルは、立体造形から洒脱なクラフト、風情溢れる茶器や文具までさまざまだが、その根幹では一本の線に繋がっていると思う。それは単なる「土の表現」ではなく、作家の精神の在り様を示しているからだ。インテリアデザイナーの内田繁さんは「伊藤慶二の作品は『かたちのもつ力』に気づかされる。かたちにはものの魂が潜んでいる」と語り、黒住教名誉教主の黒住宗晴さんは「彼の作品には、私の内部に太古の信仰を呼び戻す不思議な力があった。土に神を見、水の神に頭を垂れる信仰である」と称賛する。伊藤さんの作品は、クラフトにしろ立体造形にしろ、その基本のデザインがしっかりしている。彼が、近年取り組んでいる作品に《 面 つら 》シリーズがある。喜怒哀楽、老若男女といったさまざまな表情を通して、人間の在り様を問い掛ける。その《面》シリーズが東日本大震災以降に作家の内部において浄化され、《祈り》《鎮魂》シリーズが誕生した。今回、会場の中心には「自然との共存 火・水・土」のインスターレーションが設置される。これは火・水・土を足形(人)とともに展示し観る人によりさまざまな記憶を重ねるだろう。また、《面》シリーズや、薬師寺東塔基壇の土を使って焼いた《仏足》《手》、その他、茶碗、皿など100点余りが出品される。それらの作品には伊藤さんの「祈り」が込められている。
[関連イベント]
ギャラリートーク
日時: 7月21日(日)14:00~
ゲスト: 森 孝一(美術評論家)
※イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2019年7月19日(金)〜2019年7月28日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttps://www.wako.co.jp/exhibitions/619
会場セイコーハウス銀座ホール
https://www.wako.co.jp/exhibitions/
住所〒104-8105 東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座6F
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅B1出口直結、東京メトロ有楽町線銀座一丁目8番出口より徒歩4分
電話番号03-3562-2111
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します