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[画像: GOMA『ひかり』(2019年)]

「詩画集刊行記念 GOMA展」

新宿髙島屋 10階 美術画廊
終了しました

アーティスト

GOMA
オーストラリアの先住民族アボリジニの木管楽器<ディジュリドゥ>の奏者として、国内外で演奏活動を行い、高い評価を得てきたミュージシャンGOMA氏。GOMA氏は、1973年大阪生まれ。1994年、大学3年20歳のときにディジュリドゥを始め、1998年にはアボリジニの聖地であるアーネムランドのコンテストで、外国人で初めて準優勝。その後、英国にも渡って腕を磨き、4年後に帰国してからはアルバムを10枚以上リリース。1年に200回のライブを行い、ロックの祭典であるフジロックフェステイバルにも出演するなど、ミュージシャンとして順風満帆な人生を歩んでいました。それが一転したのは、2009年11月26日のこと。渋滞中の首都高速道路で停車していたところ、後方から来た車に追突され、奇跡的に外傷はなく済んだものの、外傷性脳損傷という診断。これにより、2つのことを同時にできない高次脳機能障害を抱え、過去の記憶を思い出せず、新しいことを覚えられなくなり、また左の手足の力も弱くなるという厳しい状態となりました。事故の影響で、ディジュリドゥの吹き方すらも忘れてしまいましたが、事故から2日後に、愛娘の絵の具を見て描いたのが「点描画」です。記憶が定かでない中、「絵は生きている証」と当初語っていたGOMA氏。事故から1年後には、その点描画を集めた個展を開催し、さらにその1年後の2011年、音楽活動を再開し、7月のフジロックフェステイバルのステージにも復活。2012年に公開された映画「フラッシュバックメモリーズ3D」は東京国際映画祭で観客賞を受賞しました。2016年には、事故直後から綴り始めた日記をもとにまとめた本『失った記憶 光りはじめた僕の世界』を刊行し、大きな話題を呼びました。その前向きな生き方は、同じ病を抱える人やその家族を励まし、音楽家のほかにもうひとつ、画家として確固たるワールドを築き上げました。現在も記憶障害を抱えながら、音楽活動を精力的に行い、「生きている証」として、点描画を描き続けています。頭に浮かぶ海、山、空、動植物をキャンバスに、優しい色合いで、大胆な構図で描いています。本展では、GOMA氏の点描画約30点を展観します。

スケジュール

2019年7月3日(水)〜2019年7月15日(月)

開館情報

時間
10:0019:30
入場料無料
会場新宿髙島屋 10階 美術画廊
https://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/topics/art.html#contents
住所〒151-8580 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 髙島屋10F
アクセスJR新宿駅新南口より徒歩2分、東京メトロ副都心線・丸ノ内線・都営新宿線新宿三丁目駅E8出口より徒歩2分
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