山根一晃 「パースペクティブ / 結節点 / 行為あるいは作用として」

CAPSULE

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この度、CAPSULE、SUNDAYでは、山根一晃の個展「パースペクティブ / 結節点 / 行為あるいは作用として」を開催いたします。本展は、2015年のXYZ collectiveでの個展「after “the riverrun the”」以来4年ぶり、2度目の個展開催となり、新作を発表致します。2015年の個展以降は16年に「囚われ脱獄、囚われ脱獄(駒込倉庫、KAYOKOYUKI、CAPSULE、SUNDAY、青山|目黒、statements)」や17年「ファミリー/コンセプチャル(Art Center Ongoing)」、18年の「helen at the mountain(てつおのガレージ)」など、普段は制作を行うアーティスト達によって企画されるグループ展を中心に参加してきました。また、2016年からはプロジェクト・スペースstatementsを設立し、13年から相模原地域で行われているSUPER OPEN STUDIOのディレクターとして活動するなど、制作以外の活動にも重点が置かれてきました。「アーティストの在り方と存在は、彼と彼を取り巻く表象装置としての社会が関わっている」と語る山根にとって、こうした活動は社会に対するアプローチの一つであることがわかります。制作においてもこうした考えは反映されていきます。2016年ごろから開始される、床面に敷かれた布や板、ガラスといった素材の上に「もの」が置かれるシリーズは「歴史」を中心的なテーマに据えて制作を行ってきた山根にとって「歴史」を形作る史観を一つの「表象装置」あるいは「領域」といったフレームワークとして捉え、その中で「もの」の在り方がどのように関わっているのかが試されてきました。本展ではこのシリーズを更に進め、コンテンポラリーという時代状況について省察が向けられます。同じ時間の共有が謳われるコンテンポラリーという時代は、けれど時間的には相対的であるがゆえに異時的な時間となり乖離や不均衡が存在しています。山根はこうした状況について、常に異なった時間の中で相互に意味や価値が交換され、転換される状況においては相互的なパースペクティブの視点が大切であると考えています。それは空間においては場所の同定性を揺るがし準-場所性として捉える事になります。また、山根はもの派についても批判的に継承しようと試みます。もの派が「物が一般的にある状態から極限としての「在る状態」を認識するには媒体としての人の行為を必要とする」のに対し、人の行為を前提として限定されるのではなく、本来的に「もの」が自発的な行為態として様々なものに作用を与えるのだと考えています。その上で山根は「行為態としての様々なものや人が局所化と非局所化、領土化と脱領土化の中で相対的に各々のステータスをかけてセッションを行う」のだと言います。それはある種、エキサイティングで即興性に満ちた空間であるのかもしれません。そこでは来場者も展示物同様に一つの行為態として影響をもちます。来場者の訪問によって「人」や「もの」、「空間」はインタープレイさながら、互いに触発し合い競合、共鳴、調和、あるいは反発し新たな形へと変化することでしょう。「もの」の厚みや「空間」の湿度、来場者自身の重力など、それぞれが刻々と変化するその瞬間において行為や作用を及ぼし合うのです。それぞれが無意識に疑い、予兆することで、見えない関係が生まれ、常に新たなスコアが更新されることでしょう。会場に訪れた時、新たなシーンが表れてくるはずです。

メディア

スケジュール

2019年04月06日 ~ 2019年05月06日

アーティスト

山根一晃

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