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[画像: 左: 湯浅万貴子 “ さようならの亡骸 ” 2018 赤貝箔黒箔純銀箔アルミ箔中金箔アクリル絵具インク, 727×1167mm (部分) 、右: 三毛あんり “ タイムレスシティの人4 ” 2018 紙本着彩, 333×242mm (部分)]

「amṛta」展

s+arts

終了しました

アーティスト

三毛あんり、湯浅万貴子

本展タイトル「amṛta」とは、インド神話に登場する、不老不死の聖水のこと。神々さえもが求める甘露だったと言われています。
想像上の自画像を古典を手掛かりに描く三毛あんりと、人間の身体をデフォルメし点描と箔で構成する湯浅万貴子、両者の作品を眺めていると、「女性美」という言葉が思い浮かびます。主に三毛は内面化した同時代の集合的無意識にフォーカスを当て、一見無表情にも見える自画像は、時にはおどろおどろしくも妖艶なまなざしで見る者を惹きつけます。湯浅は身体的フォルムの美を描き、箔で無機質な絵画空間を作ることにより、点の集合体で生み出されたモチーフの繊細さを引き立たせています。アプローチ方法は異なりますが、内面性と外面性、個々を取り巻く環境が有機的に絡み合い、各々の考える美を形成しているという点で、現代の女性が描く女性美を感じられる作品群だと言えるでしょう。
今回、三毛あんりは、amṛtaを飲み干した人間を、「石」「体」「タイムレスシティの人」の3つの可能性として描いた作品を発表いたします。湯浅万貴子は、現在自身を取り囲んでいるものによる心境の変化、そして個人に寄り添った新作を展示いたします。　
会場: Room 2

スケジュール

2019年1月25日(金)〜2019年2月3日(日)