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[画像: ジョルジュ・ルオー『流れる星のサーカス』(1936年刊)より「黒いピエロ」 © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2019 E3575]

「ルオーとシャガール - めくるめく挿絵本の旅へ - 」

町田市立国際版画美術館
終了しました

アーティスト

ジョルジュ・ルオー、マルク・シャガール
本展では、20世紀のパリで活躍した画家ジョルジュ・ルオー(1871-1958)とマルク・シャガール(1887-1985)が、挿絵本のために制作した版画を紹介いたします。ルオーは、聖書や文学作品、市井の貧しい人々をテーマとした画家です。カトリックの信仰に根ざした彼の作品は力強く重厚なマチエールが特徴的で、内省的な雰囲気を帯びています。一方、帝政ロシア領ヴィテブスク(現ベラルーシ)出身のシャガールの作品は、外国人画家としてのアイデンティティを感じさせます。作中にはしばしば故郷の風景が描かれ、時にはイディッシュ語(東欧のユダヤ人が使用する言語)の慣用表現もひそかに取り入れられています。ふたりの境遇は全く異なりますが、ともに版画では、心の中にあった世界を表現しているようです。本展に出品されている版画の多くは、画商で出版者のアンブロワーズ・ヴォラール(1866-1939)のもとで制作されています。1917年に彼と専属契約を結んだルオーは、『ミセレーレ』、『流れる星のサーカス』をはじめとする本の挿絵を数多く制作します。また1920年代前半、政治的動乱に巻き込まれフランスを長く離れていたシャガールを見いだし、『死せる魂』の刊行を手がけたのもヴォラールでした。本展では、シャガールの『死せる魂』、ルオーの『流れる星のサーカス』を中心に、約40点の挿絵を展示します。エッチングの細やかな線刻やアクアチントの味わいぶかい色調で表されたバリエーション豊かな版画を通じて、ふたりの画家が作品に込めた思いを読み取っていただければ幸いです。

スケジュール

2020年1月5日(日)〜2020年3月1日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
土曜日・日曜日・祝日は17:30まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttp://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2020-440
会場町田市立国際版画美術館
http://hanga-museum.jp/
住所〒194-0013 東京都町田市原町田4-28-1
アクセスJR横浜線町田駅ターミナル口より徒歩12分、小田急線町田駅東口より徒歩15分、小田急線町田駅西口より神奈川中央交通バス「高ヶ坂センター前」より徒歩7分
電話番号042-726-2771
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