「AMB/媒質としてのアンビエント」

スプラウト・キュレーション

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アンビエント・ミュージックは1970年台後半にブライアン・イーノが提唱し、ドローンといわれるグラディエントな音階を持つ音楽の一形態として認識されて以来、KLFやエイフェックス・ツインなどマイルストーンとなる担い手を経ながら約40年、またイーノ自身がその「祖」と名指しするエリック・サティの『家具の音楽』(1920)から数えれば、まさに100年後の現在もアートフォームミュージックの世界で拡張を続けています。その過程でアンビエントは形容詞でありながら名詞のように振る舞い、「環境音楽」から「概念」へと少しずつ意味合いを変えながら、ジャンルや形式というより、むしろジャンルや形式の余剰領域として、その存在意義を確かなモノにしつつあります。そして音楽に限らず同時代のアートにもやはり、アンビエントに呼応するかのような表現が少なくありません。本展はそうしたアンビエントな側面を持つ3人のアーティスト、大塚聡、滝沢広、ノリ服部によるグループ展です。彼らの作品は背景とモチーフ、あるいは地と図という伝統的な画面構成とは無縁で、複数のレイヤーと、シークエンスやアンデュレーション、そして偶発的なデジタル・エラーなど、抑制の効いたノイズが時折緊張感を与えるという点で、平面作品でありながらイメージによって醸されるムードは極めて音楽的で、アンビエント・ミュージックと共通する要素を多く供えています。音楽とビジュアルアート。アプローチの差こそあれ、なぜかれらはこのようなアンビエントな作品を志向するのでしょう?それは文頭の引用のような、目に見えない何かしらの「媒質」の存在に、アーティストたちが薄々気づいているからではないでしょうか。そしてそれを改めて「アンビエント」として見立てること。それが本展のテーマとするところです。また音楽的要素としてhair stylisticsに本展のためのオリジナル音源の製作を委嘱し、多次元的なインスタレーションを計画しています。

メディア

スケジュール

2019年07月18日 ~ 2019年08月25日

アーティスト

大塚聡滝沢広ノリ服部

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