これまで、東京ミッドタウン日比谷のエレベーターに設置された光壁や、成田国際空港第一ターミナル到着ロビーの和紙モニュメント、ニューヨークのカーネギーホールでの「YO-YO MA チェロコンサート」の舞台美術など国内外の公共施設やホテルなどで多くの人々を魅了してきた堀木氏。約10年前からは、「暮らしの中に使われてこその文化」というコンセプトのもと、住空間の中で和紙作品や内装設計を手掛けています。本展では、長年手掛けてきた独自の手法で立体的に漉き上げたライトオブジェを中心に、「しつらえの場」を提案する作品など、住空間の中で現代の暮らしに寄り添う作品約30点を展観。福井県越前市の工房で和紙職人とともに漉いた紙で作る屏風・パネル、そして、堀木氏自身の京都の工房で漉いた立体作品(オブジェ)を一堂に集めて紹介。堀木氏は、和紙の灯りのオブジェを、「照明器具ではなく、“光る彫刻”」と語っています。堀木氏は、京都市生まれ・京都市在住。ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013、日本現代藝術奨励賞など、受賞多数。