終了した展覧会・イベントです
[画像: 後藤純男《春映法隆寺》1980 年、愛知県美術館蔵]

「絵のみち・祈りのこころ - 後藤純男の全貌 - 」展

千葉県立美術館
終了しました

アーティスト

後藤純男
後藤純男は昭和5(1930)年、千葉県東葛飾郡木間ヶ瀬村(現在の野田市)の真言宗の仏門に生まれます。僧侶となる修業を受けながら絵を描き、22歳のときに院展初入選を機に「仏道を捨て、絵の道を選んだ」画家です。院展では日本美術院賞(大観賞)、内閣総理大臣賞等を受賞するほか、日本芸術院賞・恩賜賞を受賞するなど数々の栄誉ある賞を受賞し、平成28(2016)年に逝去してなお、日本画壇に比類ない存在感を放っています。郷里の慣れ親しんだ田園風景に始まり、各地を取材しながら風景を描き、厳しい自然の姿を見せる北海道の滝の連作、深い情趣を湛える季節の移ろいを捉えた法隆寺などの大和古寺のシリーズ、中国の雄大な山河や穏やかな農村風景など、さまざまにテーマを拡げます。画家の鋭い感性は、自然の畏怖すべき大きさ、重ねられてきた歴史の壮大さ、またその中の人々の営みを捉え、作品には、宗教的荘厳さが漂います。そのスケール、重厚さに見る者は圧倒され、画家の深い祈りを感じます。本展は、北海道空知郡上富良野町にある後藤純男美術館の全面協力のもとで、初期から晩年までの作品60点余と、スケッチや写真など関係資料で構成します。奈良・長谷寺に奉納された襖絵を期間限定で特別展示するとともに、東京・高幡不動尊金剛寺の襖絵も展示し、画家の画業を過去最大規模で紹介します。
[関連イベント]
1. 美術講演会「後藤純男と戦後日本画」
日時: 11月16日(土)14:00~15:30
講師: 草薙奈津子(平塚市美術館館長)
会場: 千葉県立美術館講堂
定員: 180名
聴講無料、先着順(当日13:30から受付)
2. ワークショップ「もこもこもりあげ!いわえのぐ」
日時: 12月14日(土)13:00〜15:30
講師: 早川実希(日本画家)、森永悠太(日本画家)
3. 学芸員によるギャラリートーク
会期中、毎週日曜日 13:30〜
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認下さい。

スケジュール

2019年11月2日(土)〜2020年1月19日(日)

開館情報

時間
9:0016:30
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般 1000円、大学生・高校生 500円
展覧会URLhttp://www2.chiba-muse.or.jp/www/ART/contents/1570602876084/index.html
会場千葉県立美術館
http://www.chiba-muse.or.jp/ART/
住所〒260-0024 千葉県千葉市中央区中央港1-10-1
アクセスJR京葉線・千葉都市モノレール千葉みなと駅より徒歩8分
電話番号043-242-8311
関連画像

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