終了した展覧会・イベントです
[画像: 三面屏風 古事記「七人のをとめ」(100×23・51・23㎝)]

「書業六十五年記念 井茂圭洞展」

セイコーハウス銀座ホール
終了しました

アーティスト

井茂圭洞
かなの第一人者であり、文化功労者、日本藝術院会員、日展副理事長でもある井茂圭洞さんによる和光で初の個展を開きます。井茂さんは高校時代に出会った 深山龍洞さんに師事し、ただひたすらに書を追求してこられました。井茂さんによると、かなには「至簡の美」「流麗の美」「切断(間)の美」「墨法の美」「余情の美」があると言います。「もっとも重要なのは余情の美=“ 要白”です。よく言われる余白は書いていって残ったところの意。そうではなく、“必要な白さ”を美しく見せるために書くのです。侘び寂びにも通じますね」。要白を念頭に作品を見ると、また違った表情を見せてくれます。井茂さんは心に強く印象に残り、共感した歌や言葉のみを表現しており、今回、キリスト教の教えを書いたものも出品されます。「『富を求める人に、貧困を与えた』という逆説的な説法が心に響きました。多くの人に伝えたいと思ったので、調和体で書きました」。65年に及ぶ書業を振り返ると「決して楽しくはない。なぜなら、一生懸命書いて一つできるようになったと安堵すると、“次の山”が視界に入るから。ただ、やめようと思ったことは一度もありません」とおっしゃいます。今展は大作の屏風から、軸装や額装まで40余点の展観です。「わからないことはなんでも聞いてください。一人でも多くの方に書の楽しみ方を伝えたい」と井茂さん。日本ならではの美に触れるきっかけになることでしょう。
[関連イベント]
ギャラリートーク
日時: 10月6日(日)・12日(土)各日14:00~
ゲスト: 井茂圭洞
※イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2019年10月4日(金)〜2019年10月14日(月)

開館情報

時間
11:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttps://www.wako.co.jp/exhibitions/632
会場セイコーハウス銀座ホール
https://www.wako.co.jp/exhibitions/
住所〒104-8105 東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座6F
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅B1出口直結、東京メトロ有楽町線銀座一丁目8番出口より徒歩4分
電話番号03-3562-2111
関連画像

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