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[画像: 竹内公太「盲目の爆弾、コウモリの方法」(2019映像作品)より]

竹内公太 「盲目の爆弾」

SNOW Contemporary
終了しました

アーティスト

竹内公太
1982年生まれの竹内は、2008年東京藝術大学美術学部先端芸術表現科を卒業し、現在は福島県を拠点に活動しています。竹内はこれまで、ふくいちライブカメラのモニターに突如現れた指差し作業員の代理人として災害を見る側の意識と匿名表現者の自意識を浮き彫りにした「公然の秘密」(2012 / SNOW Contemporary、東京) や、遺物を中心に刻まれた記憶を辿った「影を食う光」(2013 / 森美術館、福島)、手(=携帯機器)で情報を取得する我々の風景をとらえた「手の目」(2014 / SNOW Contemporary、東京)、福島県いわき市の図書館で出会った書籍に掲載された石碑巡りをトレースすることでメディアの性質と人の記憶の有り様を示した「写真は石碑を石にする、それでも人は」(2017 / SNOW Contemporary)など、緻密なリサーチを元に、絵画や彫刻、写真、インスタレーションなど一定の表現方法にこだわらない多岐にわたるメディアによる展示を展開し、記憶や記録に転換する際のメディアの在り方や受け手の意識を浮き彫りにしてきました。
そして2017年、竹内はアジア・カルチュラル・カウンシル・日米芸術交流プログラムにて、旧原子力開発施設の視察と日米戦争関連の調査のためアメリカに約6ヶ月間、滞在していました。本展では、第二次世界大戦時の1944年から翌年にかけて日本軍によって投下された風船爆弾の歴史を題材とした映像・写真作品を発表いたします。映像作品「盲目の爆弾、コウモリの方法」は米軍記録文書等を参考にカリフォルニア、ワシントン、アイダホ、ユタ、ミシガン、モンタナ、ワイオミング、そして福島、北茨城、千葉でのフィールドワークを元に制作されました。国内近代史にまつわる記憶や遺産をたどる作品群を発表し続けてきた竹内が、日米をまたいでの調査をベースに制作した新作に是非ご期待ください。

スケジュール

2019年3月8日(金)〜2019年4月13日(土)

開館情報

時間
13:0019:00
休館日
月曜日、火曜日、日曜日、祝日

オープニングパーティー 2019年3月8日(金) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttp://www.snowcontemporary.com/exhibition/current.html
会場SNOW Contemporary
http://www.snowcontemporary.com/
住所〒106-0031 東京都港区西麻布2-13-12 早野ビル404
アクセス都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅2番出口より徒歩8分、東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩9分、東京メトロ日比谷線広尾駅4番出口より徒歩10分
電話番号03-6427-2511
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