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「桐村喜世美氏所蔵品受贈記念 岩﨑家のお雛さまと御所人形」展

静嘉堂文庫美術館
終了しました
丸く愛らしい顔立ちに品格のただよう、幼児の姿をした内裏雛(だいりびな)をはじめ、子供仕立てに作られたお雛さま(稚児雛(ちごびな))は、昭和初期、三菱第4代社長の岩﨑小彌太(1879-1945)が、夫人孝子のために、京人形司の老舗 「丸平大木人形店」の五世大木平藏に、特別に誂えさせたものです。豪華な装束の織りや染め、刺繡、金工など、精緻を尽くした工芸美が随所に見られるこの雛人形は、戦後ひとたび散逸しましたが、桐村喜世美(きりむらきよみ)氏(茂照庵(もしょうあん)・京都福知山市)により、段飾りの雛人形15体すべてと道具類の多くが集められ、2018年、岩﨑家ゆかりの静嘉堂に寄贈されました。
本展は、この「岩﨑家雛人形」とともに、武者人形や犬筥(いぬばこ)など人形の優品が多数、静嘉堂に寄贈されたことを記念し、感謝をこめて開催するものです。また五世大木平藏の傑作とうたわれる、小彌太の還暦祝いに孝子夫人から贈られた、58体からなる日本の童子や唐子たち、七福神の寿ぐ「木彫彩色御所人形」も、一堂に並びます。喜びの表情にあふれるかわいらしい人形たちの姿を、静嘉堂庭園の梅の季節にどうぞお楽しみ下さい。
[関連イベント]
・「雛の季節―呈茶〈表千家 渡辺社中〉」
窓から梅園をご覧いただきつつ、お抹茶と和菓子をお楽しみ下さい。
呈茶券(700円)は、当日受付にて販売。
日時: 2月10日(日) 11:00~15:00
場所: 地階講堂
定員: 先着150名
料金: 700円
・講演会
場所: 地階講堂
定員: 各回120名 ※当日入館者聴講無料
1 「私と美術との関わり」 
登壇者: 大村智(北里大学特別栄誉教授・日本学士院会員・(学)女子美術大学名誉理事長・韮崎市立韮崎大村美術館館長)
日時: 2月23日(土)15:00〜16:00頃
※本講演会のみ往復はがきによる先着順の事前申し込み制。詳細は公式ホームページよりご確認ください。
2 「近代美術工芸としての雛飾り」
登壇者: 林直輝(日本人形文化研究所所長・日本人形玩具学会理事)
日時: 3月3日(日)13:30~15:00頃 
※開館時より整理券配布
3 河野元昭館長のおしゃべりトーク「饒舌館長“光琳と抱一の春”口演す」
登壇者: 河野元昭(静嘉堂文庫美術館館長)
日時: 3月17日(日)13:30~15:00頃 
※開館時より整理券配布
・「静嘉堂“春”のコンサート」
東京藝術大学大学院在学中『Quintetto REGALO』による“木管五重奏”で楽しいひとときを!
日時: 3月23日(土)14:00~15:00頃
定員: 自由席先着100名
※無料・予約不要。地階講堂にて開始1時間前より整理券配布(1名様につき1枚)。整理券の番号順にお入り頂きます。

スケジュール

2019年1月29日(火)〜2019年3月24日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
土曜日は18:00まで
第4水曜日は20:00まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
展示替期間・年末年始休館
入場料一般 1500円、大学生・高校生・専門学生 1000円、障害者手帳提示 700円(付き添い1名 無料)、中学生以下 無料
会場静嘉堂文庫美術館
http://www.seikado.or.jp/
住所〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F
アクセス東京メトロ千代田線二重橋前駅1番出口より徒歩1分、都営三田線・東京メトロ千代田線・日比谷線日比谷駅B7出口より徒歩1分、JR東京駅6番出口(京葉線)より徒歩1分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

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