この度、日瑞建築文化協会(JSAA)とスイス大使館は、スイス・バーゼルより建築家クリスト&ガンテンバインを招待し、『The Last Act of Design - スイス建築の表現手法』を開催いたします。スイス国立博物館(2016)、バーゼル州立美術館(2016)など近年のスイスにおいて重要なプロジェクトを手がけるクリスト&ガンテンバインは、いまやスイスを代表する若手建築家の一組と言えるでしょう。本展では、クリスト&ガンテンバインが 「The Last Act of Design」と呼んでいる建築におけるデザイン行為に着目し、彼らのつくりだす建築が持つ意味の多様性の表出を試みます。建築は竣工後も写真・図面・模型といった様々な媒体で表現され、鑑賞者はそれらの媒体を通じて建築を知覚し、空間を想像します。イタリア人写真家ステファノ・グラツィアーニの解釈から撮られた写真、配色・線にアレンジを加えたドローイングや3Dプリンタによる模型といった様々な媒体によって、クリスト&ガンテンバインの建築の多様な側面に迫ります。日本・スイスの建築文化交流のプラットフォームとして2018年に設立した日瑞建築文化協会(JSAA)の最初のイベントとして、クリスト&ガンテンバインの探究の集大成を日本で初公開いたします。
会場: ヒルサイドテラスF棟