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[画像: 鈴木三成「青瓷線文扁壺」(15.1×28.1×高さ38.9㎝)]

「鈴木三成陶芸展」

セイコーハウス銀座ホール
終了しました

アーティスト

鈴木三成
風光明媚で、古くは財界人や政治家の別荘が多くあった神奈川県小田原市国府津。その小高い丘の上で60年間、陶芸家・鈴木三成さんは真摯に作陶に打ち込んできました。台湾の故宮博物院で40年前に出合った青瓷に魅了され、以降、青瓷に没頭し、その道を究めてきました。鈴木さんの青瓷の特長は、塩梅を見て幾度も繰り返される釉掛けから生まれる、奥行きのある美しい色合いにあります。そして、自身で何十、何百と描いたデッサンを基に、轆轤の前で試行錯誤しつつ、“無”から形を生み出していくのです。「ああでもない、こうでもないと作っては壊し、また作る。そんな風に手間を掛けて作る物こそ面白いと思うのです。陶芸家の醍醐味ですね」と柔和な表情でおっしゃいます。3、4年前から熱心に取り組んでいるのが扁壺。「まったく新しい作風のものを作り続けるということは難しいのですが、これまでの作品と少しでも雰囲気の異なるものを作りたい」と考え、「口が真ん中にない」意匠や、左右非対称の形にたどり着きました。鈴木さんの新境地ともいえる作品です。和光で初めてとなる今展では青瓷を中心に、壺や鉢、皿のほか、徳利や盃、汲出茶碗など約百点が出品されます。「83歳になってもなお、進化し続けたいのです。“あの歳でも、新しい形、色を追い求めているんだな”と感じていただけたらうれしいです」。深まりゆく秋の日、和光ホールで青瓷の持つ静謐さと向き合ってみてはいかがでしょうか。

スケジュール

2019年10月16日(水)〜2019年10月22日(火)

開館情報

時間
11:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttps://www.wako.co.jp/exhibitions/633
会場セイコーハウス銀座ホール
https://www.wako.co.jp/exhibitions/
住所〒104-8105 東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座6F
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅B1出口直結、東京メトロ有楽町線銀座一丁目8番出口より徒歩4分
電話番号03-3562-2111
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