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[画像: 谷内六郎《此頃のみの虫》 1966年]

「谷内六郎 < 週刊新潮 表紙絵 > 展 『コラージュで広がる世界』」

横須賀美術館
終了しました

アーティスト

谷内六郎
※本展示は臨時休館の影響で会期を縮小して掲載しております。
元会期: 2019年12月21日(土)〜2020年4月5日(日)

*新型コロナウイルス感染症感染予防・拡散防止のため2020年3月4日(水)から6月30日(火)まで横須賀美術館(谷内六郎館・ミュージアムショップ)は臨時休館いたします。

1956(昭和31)年の『週刊新潮』創刊より1981(昭和56)年にこの世を去るまで、谷内六郎が描いた表紙絵の数は1,336点にのぼります。当館では、毎回テーマを設けて、年4回の展示替えを行いながら、谷内六郎の表紙絵の世界をご紹介しています。令和元年度第4期は、「コラージュで広がる世界」と題して、紙や砂、レース、網など身の回りの様々な素材を画面に貼り付けた表紙絵をご覧いただきます。「コラージュ」とは、フランス語で「糊による貼り付け」を意味し、美術の分野では、コラージュは本来対応関係のないイメージを結びつける技法を指します。1910-11年頃、ブラックやピカソが始めたキュビスムの表現技法にパピエ・コレ(貼紙)があります。対象を抽象的な線の要素に解体して描いたキュビスムの画面に現実感と日常性を回復させるため、新聞紙や切符、模造紙、羽毛、砂、針金などを貼り付け、新しい造形効果と物質感を導入しました。コラージュはパピエ・コレの発展形で、ダダやシュルレアリスムの前衛芸術家たちが作品制作に積極的に取り入れました。週刊新潮表紙絵での素材の貼り付けは画面に立体感や物質感をもたらしている点でパピエ・コレに近いといえますが、タイトルにはより一般的な「コラージュ」という言葉を用いました。様々な素材を画面に張り付けることで生まれる表現上の効果に加え、組み合わせの意外性から生まれるユーモアをぜひ味わってください。

スケジュール

2019年12月21日(土)〜2020年3月3日(火)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
毎月第1月曜日休館(ただし祝日の場合は開館)
年末年始休館
備考
12月29日から1月3日・1月6日・2月3日・2月4日・3月2日は休館
入場料 一般 310円、高校生・大学生・65歳以上 210円、中学生以下 無料
展覧会URLhttp://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/taniuchi/tani1904.html
会場横須賀美術館
http://www.yokosuka-moa.jp/
住所〒239-0813 神奈川県横須賀市鴨居4-1
アクセス京急本線馬堀海岸駅より京急バス「観音崎京急ホテル・横須賀美術館前」下車徒歩2分、京急本線浦賀駅より京急バス「観音崎」下車徒歩5分、JR横須賀駅より京急バス35分「観音崎京急ホテル・横須賀美術館前」下車徒歩2分
電話番号046-845-1211
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