倉田明佳「LUSH GREEN」

新生堂

終了しました

アーティスト

倉田明佳

倉田明佳は、東京藝術大学大学院デザイン科を2018年に修了し、現在東京を中心に個展やグループ展に多数出品している人気の作家です。倉田は絹にアクリル絵具で描いていますが、その作風は水彩画のような軽さと、日本画のような深みが合わさった独特の空気感をおびています。いつも「友達」をモデルにしており、自分と同じ年頃の人々がもつしぐさや表情から、倉田の心情ともリンクして絶妙な表情に目がとまります。支持体として使っている絹は表彩色と、裏彩色（裏側から彩色する事）ができ、裏彩色をすると画面に奥行感がでます。厚塗りができない支持体なため、薄く塗り重ねていく色彩の中からは、迷いない確かな筆跡がみられ技術の高さがうかがえます。今までは表情にフューチャーさせるため、あえて背景をあまり描いていなかったそうですが、今回は背景と共にその人の存在を景色として描きだしたい挑戦した作品がならびます。20号から小品まで10余点、小春日和のような淡く優しい光の中に存在している、倉田明佳のフィルターからみた女性像をどうぞお楽しみください。

スケジュール

2019年12月5日(木)〜2019年12月20日(金)