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「諸派興隆 - 18世紀の江戸画壇 - 」展

静岡県立美術館
終了しました
18世紀の江戸画壇と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか? 近年人気の伊藤若冲をはじめ、池大雅・与謝蕪村・円山応挙といった18世紀を代表する巨匠たちは、京阪地方で活躍しました。その頃の江戸画壇といえば、一般的には浮世絵のイメージが強いでしょう。古都・京都とは異なり、文化的な歴史が浅い当時の江戸では、浮世絵師だけでなく、京都にはいないタイプのさまざまな画家が活動していました。18世紀の江戸画壇では、江戸狩野派が急速に発展した大名文化の基盤を整える一方で、庶民文化を支えた浮世絵以外にも、新しいスタイルや発想に刺激を受け、南画家、南蘋派、洋風画などの諸派が勃興し、江戸画壇の輪郭が形成されていきます。江戸狩野派と浮世絵という、二大流派の周縁に諸派が興隆した18世紀の江戸画壇の状況は、混沌としていますが、それゆえに、フレッシュな魅力にあふれています。 本展示では、18世紀に江戸画壇を牽引した江戸狩野派の作品を概観し、その絵画様式が民間画壇に影響を与えた様子をご紹介します。そして、民間画壇で活躍した諸派のなかから、18世紀末、彗星のごとく現れ、江戸画壇の領袖となった谷文晁が、自らのスタイルを確立したことによって、諸派のスタイルが収束していく画壇の状況をご覧いただきます。

スケジュール

2019年5月8日(水)〜2019年6月9日(日)

開館情報

時間
10:0017:30
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
備考
月曜日が祝日の場合は月曜日開館、翌日火曜日休館
入場料一般 300円、大学生以下・70歳以上 無料
会場静岡県立美術館
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/
住所〒422-8002 静岡県静岡市谷田53-2
アクセス静岡清水線県立美術館前駅南口より徒歩15分、JR東海道線草薙駅南口より静鉄バス「県立美術館前」下車徒歩2分
電話番号054-263-5755
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